暗号資産ファンド、2週連続の流出超

暗号資産(仮想通貨)ファンドは、2週続けて流出超となった。投資家は、米連邦準備理事会(FRB)による2018年以来の利上げと、ロシアのウクライナ侵攻の潜在的影響に対する不透明感に反応した。

コインシェアーズが22日発表したレポートによると、18日までの1週間、暗号資産ファンドは約4700万ドル(約56億円)の流出超となった。前週の1億1000万ドルからは減少している。それ以前は7週連続の流入超となっていた。

「北米での最近のネガティブセンチメントは、規制やウクライナでの地政学的問題をめぐる極度の緊張が続いているためと考えている」(コインシェアーズ)

ビットコイン(BTC)ファンドは3300万ドル、イーサリアム(ETH)ファンドは1700万ドルの流出超となった。一方、他のほとんどのアルトコインは流入超となった。

2023年は現時点で、4650万ドルの流出超、暗号資産ファンドの運用資産残高は537億ドルとなっている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinShares
|原文:Crypto Funds Suffer Second Straight Week of Outflows