暗号資産ファンド、1月以来最大の流出に──2週連続の流入から一転

暗号資産(仮想通貨)ファンドは先週、1月以来最大の純流出となった。

コインシェアーズが4月11日に発表したレポートによると、暗号資産ファンドは4月8日までの1週間、投資家がビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のファンドから資金を引き上げたことで、今年2番目の大きさとなる1億3400万ドルの純流出となり、2週連続の純流入から一転した。

純流出の大部分はビットコインファンドで、1億3180万ドルの純流出。一方、ビットコインの下落に投資するショート投資商品は、200万ドルの過去最大の純流入となった。

「前週の価格上昇が、投資家の利益確定を促した可能性があると考えている」とレポートは記した。イーサリアムファンドも1530万ドルの純流出となった。

複数の暗号資産に投資するマルチアセットファンドは回復力を維持し、500万ドルの純流入。その他、ソラナ(SOL)ファンドは370万ドル、カルダノ(ADA)ファンドは100万ドル、ライトコイン(LTC)ファンドは60万ドルの純流入となった。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinShares
|原文:Crypto Funds See Largest Weekly Outflows Since January