柴犬コイン、長期保有者が増加

ブロックチェーン分析会社IntoTheBlockのデータによると、「ホドラー」(=柴犬コインを1年以上保有するアドレス)の数は、1月下旬以降1900%も増加し、3750に達した。一方、「トレーダー」(=1カ月未満の保有者)の数は38%減少の4万9790。

「ホドラー」が保有する残高は同期間に127%増の27兆9300SHIBに達し、この30日間だけでも57%増加している。

「クルーザー」(=保有期間が1カ月〜12カ月のアドレス)の残高は、1月から2%減少。「トレーダー」の残高は、40%増の32兆SHIBとなった。

「ホドラー」が増えていることはおそらく、ギャンブルと批判されることの多い柴犬コインには歓迎すべきことだろう。アナリストは柴犬コインの上昇を、バブルと強気相場の終焉が近づいているサインと見なしている。

「柴犬コインの長期保有者はこの数週間、平然と買い集めを続けており、ロビンフッドの発表で利益をあげた」とIntoTheBlockはテレグラムで述べた。

人気の取引アプリ、ロビンフッドは12日、柴犬コインの取り扱いを開始し、約1700万ユーザーが柴犬コインを購入できるようになった。TradingViewのデータによると、柴犬コインは12日、約22%急上昇し、2月6日以来、最大の1日あたりの上昇率を記録した。

柴犬コインを1年以上保有するアドレスの残高

長期保有者が買い集めていることは強気派にとって歓迎すべきことだが、長期保有者の保有残高は、549兆SHIBの供給量のわずか5%に過ぎない。IntoTheBlockによれば、「クルーザー」が供給量の93%以上を保有している。

結局のところ、これらは完璧な指標ではないが、主に投機筋が占める暗号資産という評判を柴犬コインが払拭するには、まだ長い時間が必要と言えるだろう。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Pixabay, PhotoMosh
|原文:Speculative SHIB Market Sees Increased ‘HODLing’