【US市場】ビットコイン上昇、1%利上げの懸念緩和

ビットコイン(BTC)は14日、FRB(米連邦準備理事会)のクリストファー・ウォーラー理事が0.75%の利上げを支持すると発言し、1%の利上げに対する懸念が緩和されたことを受けて、上昇した。

当記事執筆時点、ビットコインは24時間で4.8%上昇、2万680ドル付近となっている。

シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のフェデラルファンド(FF)トレーダーは現在、FRBが今月中に政策金利を0.75%引き上げ、2.25~2.5%にする確率を56%と予想している。前日は20%だった。6月の米CPI(消費者物価指数)が40年ぶりの高水準となったことで、多くのトレーダーが1%利上げを予想したためだ。

破綻した暗号資産レンディング企業、ボイジャー・デジタル(Voyager Digital)のネイティブトークン「VGX」は、ショートスクイーズのため3日間で3倍に上昇し、13日には95セントの高値に達した。MetaFormLabsというあまり知られていない企業がVGXの上昇を後押しし、18日の目標価格を5ドルとする「#PumpVGXJuly18」計画をツイートした。

だがボイジャーの状況を考えると、野心的な目標といえる。そのうえ、こうした計画は、クジラ(大口保有者)や詐欺師のエグジット戦略であり、個人投資家を市場の良くないサイドに陥れるといわれている。

VGXはその後、13日の高値から52%下落し、46セント付近まで反落した。

アルトコインはほとんどが上昇。ユニスワップ(UNI)は株取引アプリのロビンフッド(Robinhood)での取り扱いが発表されたあと、24時間で21%上昇した。

ポリゴン(MATIC)は、ディズニーの2022年アクセラレーター・プログラムに選出されたことで、19%上昇した。

イーサリアム(ETH)は、「The Merge」に向けた一連のテストの中で、9番目のシャドーフォークに成功し、10%上昇した。

最新価格

●ビットコイン:20,571ドル、+4.9%
●イーサリアム:1,192ドル、+11.1%

●S&P500:3,790.38、-0.3%
●ゴールド:1,707ドル、-1.5%
●米国10年債利回り:2.96%、+0.06%

セルシウス、破綻

セルシウス・ネットワーク(Celsius Network)が13日遅くに連邦破産法11条(チャプター11)の適用を申請した。今月は、ボイジャー・デジタル、スリー・アローズ・キャピタルも破産申請を行っている。

この数週間、セルシウスはDeFi(分散型金融)プラットフォームのメーカー(Maker)、アーベ(Aave)、コンパウンド(Compound)に対する負債をすべて返済し、担保を回収している。

ゴールドマン・サックスは6月にセルシウスが破産した場合、同社の資産を購入するために投資家から20億ドルを調達しようとしていると伝えられた。だがまだ具体的な動きは見られない。

アルトコイン

イーサリアム、9番目のシャドーフォークに成功:イーサリアムはプルーフ・オブ・ワーク(PoW)からプルーフ・オブ・ステーク(PoS)への移行に向けたテストが続いている。シャドーフォークは、いわゆるストレステストのこと。

一部の投資家、暗号資産セルシウス(CEL)に回復の可能性:CELは24時間で10%以上下落したが、一部のトレーダーはCELには将来的に回復する可能性があると信じています。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:Market Wrap: Bitcoin Surges as Fed Governor Talks Down 100 Basis Point Rate Hike