米上院銀行委、仮想通貨規制で7月30日に公聴会を計画

米上院銀行委員会は、来週、仮想通貨とブロックチェーンの規制枠組みに関する公聴会を開催する。

同委員会はプレスリリースで、「デジタル通貨とブロックチェーンの規制枠組みの検討(Examining Regulatory Frameworks for Digital Currencies and Blockchain)」と題された公開会議を2019年7月30日(現地時間)に開催すると述べたが、事実調査目的なのか、それとも何らかの特定の法案が審議されるのかは不明だ。

議会調査局で国際貿易・金融を専門とするレベッカ・ネルソン(Rebecca Nelson)氏、カリフォルニア大学アーバイン校法学部の法律学教授のMehrsa Baradaran氏、そしてブロックチェーン協会(Blockchain Association)の代表として、米仮想通貨決済企業サークル(Circle)のCEO、ジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)氏が専門家証人として証言する。

公聴会はライブ配信される予定。

上院銀行委員会はこの領域に関する公聴会を何度か開いている。最近では、フェイスブック(Facebook)の仮想通貨「リブラ(Libra)」に焦点を当てたものが先週行われた。

先週の公聴会で議員らは、リブラの責任者であり、子会社カリブラ(Calibra)のCEOであるデビッド・マーカス(David Marcus)氏に対して、リブラに関するいくつかの鋭い質問をしたが、ビットコインやその他仮想通貨について言及することはほとんどなかった。

上院議員たちは、公聴会の中で、仮想通貨エコシステムとフェイスブックの取り組みをわざわざ区別し、彼らがこの領域のテクノロジーとアセットクラスをこれまでよりも良く理解している可能性が示唆された。

翻訳:新井朝子
編集:町田優太
写真:Dollar bill via Shutterstock
原文:Senate Banking Committee to Hold Hearing on Crypto Regulation