低調な四半期決算、暗号資産広告の減少が一因:グーグル親会社アルファベット

Google(グーグル)の親会社Alphabet(アルファベット)は10月25日夜、第3四半期の決算を発表。広告の売上高は9年間で最も低い成長率となり、同社経営陣はその一因として暗号資産広告の減少をあげた。

「特定分野で複数の広告主が支出を削減している」と最高ビジネス責任者(CBO)のフィリップ・シンドラー(Phillip Schindler)氏は決算報告の後、アナリストに語った。「保険、ローン、住宅ローン、暗号資産の分野で広告支出が減少した」。

第3四半期の広告売上高は前年同期から6%の成長を見せたが、2013年以来最も低い水準。YouTubeの広告収入は前年同期の72億ドルから71億ドルに減少した。

「旅行と小売りは再び成長に大きく貢献したが、保険、ローン、住宅ローン、暗号資産など金融サービス分野で広告支出が減少した」とCanaccord Genuityのアナリスト、Maria Ripps(マリア・リップス)氏はクライアント宛てのメモに記した。

「ネットワーク広告とYouTube広告も難しい状況とFX広告の逆風に直面し、第2四半期に始まった広範なマクロ経済の不確実性によるブランドの支出削減が第3四半期により大きくなったと同社経営陣は述べた」(リップス氏)

アルファベットの株価は26日午前中に7.5%下落した。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:Crypto Ad Spending Slowdown Contributes to Google’s Soft Quarter