人気NFT「Azuki」のChiru Labsと「LINE FRIENDS」のIPXが提携

NFTコレクションの「Azuki」「BEANZ」を手がけるWeb3企業のChiru Labsと、人気キャラクターコレクション「LINE FRIENDS」を手がけるIPXは4月12日に提携を発表した。

両社は、コンテンツ、商品、小売販売、リアルなアクティビティ、メタバース体験などで協業する予定で、まずはBEANZとLINE FRIENDSのコラボ展開が進められるようだ。

IPXは、LINEスタンプとして誕生した「LINE FRIENDS」をIP(知的財産)ブランドへと成長させ、スターバックス、Netflix、マクドナルドなどの企業、さらには人気KPOPグループ「BTS」と提携している。

今回のパートナーシップを記念して、現在開催中のNFT.NYCの期間中(現地4月12〜14日)、ニューヨーク・タイムズスクエアにあるLINE FRIENDSショップの上の大型ディスプレイに両社の人気キャラクターがアニメーションで表示される。

「世界中の何百万人ものファンに愛されるイノベーティブなキャラクターIPブランドを構築しているグローバルリーダーであるIPXとのコラボレーションに興奮している」「IPは進化しており、Web3コミュニティはこの次の波に不可欠なものと考えている」とChiru Labsの創業者兼CEOのZagabondはプレスリリースに記した。

Chiru LabsはNFTコレクション「Azuki」で知られており、NFTマーケットプレイスのオープンシー(OpenSea)によると、2022年1月の発売以来、取引高は47万994ETH(約8億8800万ドル、約1170億円)にのぼる。

一方、IPXのメタバース事業責任者ローガン・チョー(Logan Cho)氏は、プレスリリースで「我々はChiru LabsのIPを我々の多面的なキャラクターIP事業戦略で補完していく」「Web3を含めたより幅広いIPビジネスを展開したいと考えており、NFTホルダーとキャラクターIPファンの双方にコラボレーションの機会を提供していく」と述べた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:LINE FRIENDS
|原文:Companies Behind Azuki NFTs and Line Friends Characters Join Forces for Web3 Expansion