フロキ、RWAに特化したTokenFiプラットフォームを立ち上げ

柴犬をモチーフにしたフロキ(Floki)プロジェクトの開発者は27日、ミームコインとして始まったこのプロジェクトが真面目な分散型金融(DeFi)分野の競合相手となりえるようにするための取り組みとして、成長中の現実資産(RWA)分野に特化したトークン化プラットフォーム「TokenFi」を立ち上げる予定だ。

ネイティブトークンとしてトークン(TOKEN)を持つTokenFiを使用すると、ユーザーはコードを書くことなくあらゆる暗号資産をローンチできる。その後、ユーザーはフロキコミュニティから資金を調達し、流動性を得るために取引所やマーケットメーカーとつながり、有価証券とみなされない現実資産に関連付けられた暗号資産を流通させることができる。

トークン化市場のシェア獲得を目指す

開発者らは、世界の資産トークン化市場のシェアの一部を獲得しようと試みているとしている。

フロキの主任開発者である「B」氏はTelegramメッセージでCoinDeskに対し、「トークン化産業は、2030年までに16兆ドル(約2400兆円、1ドル150円換算)規模の産業になると予測されている」とし、「10兆ドルの資産を運用する世界最大の機関投資家ブラックロック(BlackRock)は、彼らが「市場の次の進化」と呼ぶこの業界の可能性を強く信じている」と述べた。

現実資産は、デジタル化され、分散型金融(DeFi)アプリケーションで利用できる不動産や車などの物理的資産を指す。こうしたプロダクトを使えば、世界中の誰もがあらゆる世界の資産の取引や投資を行うことができる状況が理論的には実現するため、これを「兆ドル規模のチャンス」と見なすアナリストもいる。しかし、これは現在、厳しいビジネスや金融関連の法律によって管理されている複雑なプロセスとなっている。

5つの主要ブロックチェーンでローンチ

このプロトコルは当初、イーサリアム(Ethereum)、BNBチェーン、opBNB、ベース(Base)、アービトラム(Arbitrum)という5つの主要ブロックチェーンでローンチされるが、今後数カ月でさらに多くのブロックチェーンに拡大される予定だ。

このプロトコルを使用して自身のトークンやスマートコントラクトをローンチするユーザーにはインセンティブが提供される。TokenFiのトークンの一部は、日次アクティビティに基づくプロトコルの使用量に対して報酬を与えるために確保される。これにより、より多くの報酬を求めてプラットフォームを使用し続けるユーザーを引き付けるフライホイール効果が生じる可能性がある。

TOKENの最初の取引は27日午後3時(協定世界時)にイーサリアムとBNBチェーンのネットワーク上で開始される予定で、最初の完全希薄化後価総額50万ドル(約7500万円)で提供される。

TOKENの供給は、BNBチェーンとイーサリアムブロックチェーンの間で均等に分割される。BNBチェーンには50億TOKEN、イーサリアムブロックチェーンには50億TOKENで、合計は100億TOKENとなる。

ただし、以前の記事で取り上げた通り、FLOKIをステーキングすることで、より多くのTOKENの供給を獲得できる。

B氏は先週CoinDeskに対し、「ユーザーはFLOKIを3カ月~4年間ロックアップすることで報酬のトークンを獲得できるようになる」とし、「これにより、FLOKIの大部分が長期間ロックされることになり、流通するFLOKIの量が大幅に減少し、FLOKIに大きな価値が付加されることになると予想している」と述べた。

|翻訳・編集:林理南
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|原文:Floki Pounces on Trillion Dollar RWA Narrative With New TokenFi Platform