- CoinDeskのデータによると、アンロックを控えたアバランチの過去1週間のパフォーマンスは暗号資産市場全体より低かった。
- Token.Unlocksのデータによると、約3億6500万ドル相当のアバランチが22日にアンロックされ、流通量に追加される見通しだ。
アバランチ（Avalanche）ネットワークのネイティブトークンであるアバランチ（AVAX）は、今週トークンの供給量を増やすことになる3億6500万ドル（約547億5000万円、1ドル150円換算）相当のアンロック（ロック解除）が行われるため、ほとんどのデジタル資産のパフォーマンスを下回った。
CoinDesk Market Index（CMI）の構成銘柄173銘柄のうち148銘柄が上昇しており、過去1週間にほとんどの暗号資産（仮想通貨）が上昇したが、アバランチは3％以上下落した。規模と流動性の大きい暗号資産20種類で構成されるCoinDesk 20は同期間中に6％上昇した。本記事執筆時点で、アバランチは12月の高値より約23%低い38ドルで推移している。
Token.Unlocksのデータによると、ロックされていた約950万枚（3億6500万ドル相当）のアバランチが22日にアンロックされ、流通供給量が約2.6％増加する。このためパフォーマンスの低下が起きている。
約450万枚がチームメンバーに、225万枚が戦略的パートナーに、167万枚がエコシステム開発財団に配布され、113万枚がエアドロップに割り当てられる。
オンチェーンデータによれば、アバランチの全トークンの約58%がアンロックされている。
アンロックでは、初期の投資家に付与されたものを含めロックされていたコインが売却不可期間から解放され、供給量増加につながる。
分析会社The Tieの昨年のレポートでは、供給増加がその暗号資産に対する投資家の需要を上回るため、大規模なアンロックは通常2週間以内に価格下落につながることが判明した。
｜翻訳・編集：林理南
｜画像：CoinDesk
｜原文：Avalanche’s AVAX Underperforms Ahead of $365M Token Unlock
