ビットコイン、ドル高で6万5000ドルまで下落──アナリスト「反落は終わった」
  • 21日のスイス中央銀行の利下げを受けて米ドルが上昇する中、ビットコインは5%下落して6万5000ドルを下回った。
  • XRP、ファイルコイン、インターネットコンピューターは低迷を乗り越えたが、ソラナとアバランチは下落した。
  • スイスブロックのアナリストは、ビットコインは20日の6万ドルから反発したことで調整を完了しており、上昇トレンドの次の段階で「はるかに高い水準」を目指すと述べた。

21日、ビットコイン(BTC)は米ドル高を受けて下落し、米連邦準備制度理事会(FRB)のハト派姿勢に刺激された20日の劇的な反発による上昇分の一部を手放した。

アルトコインはビットコインを上回る

ビットコインは21日序盤には6万8000ドル(約1020万円、1ドル150円換算)を超えていたが、協定世界時(UTC)午後遅くまでに約5%下落して6万4600ドルに達した。アルトコインが総じてビットコインのパフォーマンスを上回ったため、取引高上位の暗号資産(仮想通貨)のパフォーマンスを示すCoinDesk 20(CD20)の下落幅は3.5%だった。

決済ネットワークのリップル(Ripple)のネイティブトークンであるエックス・アール・ピー(XRP)、分散型データストレージプラットフォームのファイルコイン(Filecoin)のファイルコイン(FIL)、インターネットコンピューター(Internet Computer)のインターネットコンピューター(ICP)は過去24時間で6%〜7%上昇した。

レイヤ1ネットワークのネイティブトークンであるソラナ(SOL)、アバランチ(AVAX)、アプトス(APT)は同じ期間に2%~3%下落した。

スイス中銀の利下げが発端

ビットコインの値動きの弱さは、スイス中央銀行が予想外に金利を25ベーシスポイント引き下げたことで米ドルの強さが回復したことによるものと考えられる。米ドルは、インフレ指標が予想を上回ったにもかかわらずFRBのジェローム・パウエル(Jerome Powell)議長がハト派姿勢を示したことで20日に大幅下落していたが、今回この下落分が帳消しになった。

他の主要通貨に対する米ドルの強さを示すドルインデックス(DXY)が強いと、通常は資産価格の重しとなる。

マクロアナリストのマイケル・カオ(Michael Kao)氏はX(旧Twitter)で、この動きはおそらく、他の主要中央銀行の一部がFRBよりも先に利下げを開始する可能性があると市場参加者が予想したことによるものだと指摘した。

ビットコインの反落は終わったとの見方

市場分析会社スイスブロック(Swissblock)は、ビットコインは先週調整の段階が差し迫っていると同社が呼びかけた際の目標価格である5万8000~5万9000ドルにほぼ達しており、20日に反発する前に反落は完了していたとしている。

スイスブロックのアナリスト、ヘンリック・ゼバーグ(Henrik Zeberg)氏は21日の市場最新情報で、「今や、さらに高い水準が近づいている」とし、アルトコインとビットコインマイニング企業は上昇トレンドの次の段階で「非常に好調」なパフォーマンスを示すだろうと述べた。

暗号資産トレーダーのJelle氏は、ビットコインが6万5000ドルの水準を維持する間は調整の底になると指摘。現在の価格帯でしばらくは値固めをする可能性があり、より高値への上昇が再燃するには、2021年の市場サイクルのピークである6万9000ドルの価格水準をブレイクする必要があると述べた。

|翻訳・編集:林理南
|画像:CoinDesk
|原文:Bitcoin Slips to $65K Amid Stronger Dollar, But Analyst Says the ‘Pullback Is Over’