
- ストラテジーの新しい転換優先株ストライクが6日にナスダックで上場する見込みだ。
- 同社は2025年のビットコイン利益100億ドルとビットコイン利回り15%を含む新たな業績目標を導入した。
- FASB規則を採用しなかったことによる減損損失は10億ドルに達した。
マイクロストラテジー(MicroStrategy)から社名変更したストラテジー(Strategy)は決算発表のスライドで、同社の転換優先株ストライク(Strike)が6日にナスダックで上場する見込みだと述べた。
バージニア州タイソンズコーナーに本社を置くストラテジーは、5日の市場クローズ後に第4四半期決算を発表した際、新たな業績指標も導入した。また、1株当たり3.03ドルの損失を報告した。財務会計基準審議会(FASB)の規則を採用しなかったため、10億ドル(約1550億円、1ドル155円換算)の減損損失を避けられなかった。この規則は今四半期に採用されるとストラテジーは述べた。
新しい主要業績評価指標(KPI)の中には2025年のビットコイン利益100億ドル(約1兆5500億円)があり、今年これまでに12億4000万ドルを達成している。2つ目のKPIはビットコイン利回り15%で、年初来では2.9%となっている。

ストラテジーは、これまでに210億ドル(約3兆2550億円)のアット・ザ・マーケット(ATM)株式プログラムのうち約170億ドルを使用している。同社は株式売却が累積取引高全体の2.9%に過ぎないことに言及し、11月11日から15日の週が7%で最も高い割合を占めたとしている。

同社の株価は直近のプレ・マーケット取引で1.3%上昇している。
|翻訳・編集:林理南
|画像:Danny Nelson/CoinDesk
|原文:Strategy Sees Thursday Nasdaq Listing for STRK Convertible Preferred Stock