
- 14日に満期を迎えるデリビットのビットコイン先物は、同取引所のインデックス価格を下回って取引されている。
- このディスカウントは、暗号資産の需要が弱いことの兆候。
- 「先物価格はスポット価格を下回って取引されており、これはかなり弱気な指標だと我々は捉えている」とブロック・ショールズのリサーチアナリスト、アンドリュー・メルヴィル氏は述べた。
デリビット(Deribit)上場のビットコイン(BTC)先物は14日に満期を迎える予定だが、現在は同取引所のインデックス価格をわずかに下回る水準で取引されており、暗号資産(仮想通貨)の需要の弱さを示すディスカウントを示している。
ブロック・ショールズのリサーチアナリスト、アンドリュー・メルヴィル(Andrew Melville)氏はテレグラムチャットでCoinDeskに対し、「我々が目にしたのは、短期(7日以内)の利回りが1年以上ぶりにマイナスに落ち込んだことだ」と述べたうえで、「これは先物価格がスポット価格を下回っていることを意味し、かなり弱気な指標と捉えている」と付け加えた。
デリビットは世界の主要な暗号資産オプション取引所であり、先物・オプション・スポット市場を含む総合的な戦略を採用しようとする洗練されたトレーダーに好まれる場所だ。

|翻訳・編集:廣瀬優香
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|原文:Bitcoin Short-Term Futures Slip Into Discount on Deribit in Sign of Weak Demand