XRP、ビットコインなどの主要トークン、強気相場回帰の兆し
  • 時価総額上位10位の暗号資産のうち、少なくとも6つが200日単純移動平均線を上回って推移しており、より広範な強気トレンドを示唆している。
  • 200日単純移動平均線は長期トレンドの重要な指標とみなされており、これを上回る値動きは強気の勢いを示す。
  • 強気相場は一部の暗号資産にとどまらず拡大しており、暗号資産市場に対する投資家の信頼の高まりを反映している。

強気相場が戻ってきた。ビットコイン(BTC)だけではない。

最新のデータによると、ステーブルコインを除く時価総額上位10位の暗号資産(仮想通貨)のうち少なくとも6つが現在、200日単純移動平均線(SMA)を上回って推移している。

200日SMAは、暗号資産取引所コインベース(Coinbase)をはじめ多くのトレーダーから長期トレンドのバロメーターとして広く認識されている。平均を上回る動きが継続した場合、強気の勢いとみなされる。

TradingViewのデータによると、本記事執筆時点ではエックス・アール・ピー(XRP)、ビットコイン、ビルドアンドビルド(BNB)、カルダノ(ADA)、トロン(TRX)、スイ(SUI)がそれぞれの200日SMAを大きく上回って推移しており、強気相場を示している。一方、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、ドージコイン(DOGE)、チェーンリンク(LINK)は200日SMAを下回ったままだ。

200日SMAを上回って推移していたのは、4月末にはXRP、ビットコイン、TRXのみ、4週間前にはXRPとTRXのみだったため、改善しているといえる。

このデータは、強気相場が一部の暗号資産を超えて急速に拡大していることを示しており、投資家の信頼感の高まりを示唆している。

|翻訳・編集:林理南
|画像:ArtTower/Pixabay
|原文:XRP, BTC Among Major Tokens Flashing Signs of Bulls Returning to Crypto