東京都が「東京ユアコイン」ポイントを試験導入へ。キャッシュレス、SDGsを推進──NHK報道

東京都が、キャッシュレス決済と環境保護対策の強化を目的に、「東京ユアコイン」という独自のポイントを個人に与える取り組みを試験的に開始すると、NHKが12月6日に報じた。

国連が掲げる「SDGs=持続可能な開発目標」とキャッシュレス化を同時に推進するためのモデル事業だという。NHKの報道によると、混雑する時間帯を避けて出勤する「オフピーク通勤」や、レジ袋の利用を避けてマイバックを使用した買い物、プラスチックごみの削減などを行った個人が、クレジットカードなどでキャッシュレス決済で支払うことを前提に、「東京ユアコイン」ポイントを与える。

早ければ来年1〜2月に試験実施、独自デジタル通貨発行も視野

報道によると、「東京ユアコイン」を民間の決済サービスのポイントと交換できるようにして、早ければ来年1月〜2月の試験的実施を目指しているという。大手町・丸の内・有楽町と東急電鉄沿線地域が対象エリアに指定される。

このモデル事業の結果を踏まえて、東京都は今後、独自のデジタル通貨の発行も検討していくと、NHKは報じた。

東京都・報道担当は、同モデル事業についてのコメントを控えている。

文:CoinDesk Japan
編集:佐藤茂
写真:Shutterstock