ビットコインは“極度の売られ過ぎ”から反発、XRPは7%、ZECは14%上昇
  • ビットコインはRSIが極度の売られ過ぎレベル(過去に短期的な回復の前兆となったレベル)に達した後に反発した。
  • 週末の精算額が2億600万ドルを超え、また流動性が低下したことは、売り手の疲弊を示した。
  • XRPとZECは主要アルトコインの上昇を主導し、ZECは年初来で最も強い上場トレンドを継続している。

暗号資産(仮想通貨)市場は23日、ビットコインが極度の売られ過ぎシグナルを点灯し、2億ドル超の清算が主要トークン全体の売り圧を緩和したことで上昇した。

ビットコイン(BTC)は協定世界時(UTC)午後1時36分時点で約8万6466ドル付近を推移し、暗号資産アナリストのアリ・マルティネス(Ali Martinez)氏が同日の早い時間帯に指摘した水準から約2.7%上昇した。マルティネス氏はUTC午前11時19分にビットコインは相対力指数(RSI)が「極度の売られ過ぎレベル」に入っていると述べた。RSIは価格変化の勢いを測定するモメンタム指標で、30未満は売りが行き過ぎた可能性を示すと見られている。

同氏が示したチャートでは、ビットコインがこの領域に入った直近の2回(2023年と2025年3月)も短期的な反発につながっていた。

〈Ali Martinez氏がXに投稿したビットコインのRSI Chart From Glassnode Shared on X by Ali Martinez〉

市場全体もビットコインの回復に合わせて上昇した。CoinMarketCapによると、暗号資産全体の時価総額は過去24時間で3.29%上昇して2.95兆ドルとなり、トップ20(ステーブルコインを除く)は概ね上昇した。

イーサ(ETH)は2835ドル付近まで4.5%上昇し、ソラナ(SOL)、ビルドアンドビルド(BNB)、ドージコイン(DOGE)、カルダノ(ADA)、トロン(TRX)も日次ベースで上昇した。多くは月次では依然として大きく下落しているが、日曜日の上昇は数週間続いた売り圧力の疲弊を示唆した。

ジーキャッシュ(Zcash)とエックスアールピー(XRP)は際立った値動きを見せた。XRPは2.04ドル付近まで7.7%上昇。ZECは574.05ドルまで14.1%上昇し、過去1カ月で113.5%、年初来で922%超の上昇をさらに伸ばした。ZECやモネロ(XMR)などのプライバシーに特化したトークンは、ここ数週間で他セクターを大きくアウトパフォームしている。

反発はデリバティブ市場での大規模な清算の後に起きた。CoinGlassによると、過去24時間で約11万7928人のトレーダーが清算され、総額は約2億0639万ドルにのぼった。この中には、分散型取引所(DEX)ハイパーリキッド(Hyperliquid)でのHYPE-USDの303万ドルの建玉(この日、最大の単一清算となった)が含まれる。週末の薄い流動性が、下落と反発の双方を増幅した可能性があり、これは日曜日の暗号資産市場で繰り返し見られる特徴だ。

上昇があったとはいえ、センチメントは依然として脆弱。Crypto Fear and Greed Indexは10で、極度の警戒感を示しており、トレーダーは今回の反発がより持続的なモメンタム転換につながるかどうか注視している。

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:CoinDesk
|原文:Bitcoin Rebounds From ‘Extreme Oversold’ Levels; XRP Jumps 7%, ZEC Surges 14%
※編集部より:タイトルに誤字があり、修正しました。11月25日8時4分

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