オフィス機器、重機をトークン化する──マイクロソフトがロシアのブロックチェーン企業と提携

ロシアのブロックチェーン企業ウェーブズ・エンタープライズ(Waves Enterprise)は7月15日、マイクロソフト・ロシアと5年間の戦略的パートナーシップを結び、法人向けのサービスを共同で開発していくと発表した。

昨年7月に設立されたウェーブズ・エンタープライズは、プライベートブロックチェーンを使った法人向けサービスを提供している。両社はブロックチェーンを新たなサプライチェーンソリューションに活用するとともに、「産業資産のトークン化」を進めて行くという。産業資産には、重機から事務機器まであらゆるものが含まれる。

マイクロソフト・ロシアのクリスティーナ・ティホノワ(Kristina Tikhonova)CEOは、今回のパートナーシップはロシア企業のブロックチェーン技術に対する取り組みを促進するものと述べた。

またウェーブズ・エンタープライズは、ブロックチェーンとクラウド技術の応用にも取り組み、クラウドサービス「Microsoft Azure」を基盤とするデータ分析ソリューションも構築していくと。

ロシア政府は4月に、ウェーブズ・エンタープライズを政府主導の開発プロジェクトにおける技術プロバイダーの一社に認定した。

翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸、佐藤茂
画像:Shutterstock
原文:Microsoft Partners With Waves Enterprise to Tokenize Industrial Assets