LINE、NFTマーケットをスタート──決済はLINKで

LINEのグループ会社で、暗号資産取引サービスとブロックチェーン関連事業を手がけるLVCは30日、NFTのマーケットプレイス(ベータ版)をスタートさせた。

同日の発表によると、LVCは、LINEのデジタル資産管理ウォレット「LINE BITMAX Wallet」で、LINE独自のブロックチェーンを基盤としたNFTアイテムを取引できる「NFTマーケットβ」の運営を開始した。

NFTは、ノンファンジブル・トークン(非代替性トークン)のことで、デジタルコンテンツの所有を証明することができる。日本では、マネックスグループ傘下で暗号資産交換業を運営するコインチェックが今年、NFTマーケットプレイスのベータ版を開設した。また、GMOインターネットグループも同じく、NFTマーケットプレイス「Adam byGMO」(ベータ版)の開発を進めており、8月にも運営を開始する方針だ。

LVCのNFTマーケットβでは、LINE独自開発のブロックチェーン「LINE Blockchain」上のNFTアイテムの出品と購入が可能で、利用時の手数料のコンテンツ料は無料だという。イーサリアムブロックチェーンを基軸チェーンとする他のマーケットプレイスでは、NFTの取引時にネットワーク利用料が発生する。

また、LVCのマーケットプレイスで利用できる暗号資産は、LINEが独自に開発したネイティブトークン「LINK」となる。

LINEは2018年にLINE Blockchain Labを作り、同技術を基盤とする事業開発を進めてきた。2020年8月には、NFT事業の研究開発を本格化させた。ブロックチェーン上でサービスを開発できる「LINE Blockchain Developers」では、開発者がLINEのブロックチェーンでNFTアイテムなどのトークンを発行できる。

LINE BITMAX Walletを使えば、LINEのアカウント一つでLINEブロックチェーン上で発行されたNFTを含むデジタル資産を管理することができる。ユーザーは秘密鍵の管理をせずに、ブロックチェーンサービスを利用できる。

|編集:佐藤茂
|トップ画像:coindesk JAPAN