メッセージアプリ・テレグラムのトークン、一般公開へ──リキッドが7月に独占販売を開始

メッセージアプリのテレグラム(Telegram)が発行した独自トークン「グラム」が一般公開される。

仮想通貨取引所のQUOINEを傘下に置くリキッドグループが7月10日から、独占的に販売を行う。リキッドが同社のホームページで発表した。一般公開による調達額などの詳細は明らかにされていない。

テッククランチの報道によると、今回の一般公開は、韓国に拠点を置きグラムの最大保持者であるグラムアジア(Gram Asia)が行うという。

リキッドのHPより

グラムは、テレグラムが2018年に行なった2度にわたるICO(イニシャル・コイン・オファリング)で限定的に販売された。当時、過去最大のICOとして注目され、総額17億ドル(約1,850億円)相当を調達。

テレグラムは、資金を同社のブロックチェーン「テレグラム・オープン・ネットワーク」の開発に充てる計画を打ち出していた。リキッドによると、今回の一般公開は米国や日本、一部の国・地域を除く投資家を対象で、米ドルまたはUSDコイン(USDC)で購入が可能だ。

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翻訳・抜粋:CoinDesk Japan
編集:佐藤茂
写真:Shutterstock