【市場動向】ビットコイン、4万6000ドル超で推移──ボラティリティ上昇

ビットコインは9日、4万6000ドルを回復。1週間では約4%下落となり、複数のテクニカル指標は売られ過ぎを示している。

一部のアナリストは下落を一時的な変動と捉え、買いを期待している。暗号資産投資会社スタックファンズ(StackFunds)は8日のレポートに「レバレッジロングは資金調達率のリセットで一掃され、ビットコインは上昇チャネルで取引が続くと予想される」と記した。

暗号資産ヘッジファンド、ARK36のウルリク・リッケ(Ulrik Lykke)氏は「ビットコインはポジティブな上昇モーメントが7週続いたため、背景が過熱してしまった。我々は複数のポジションを少し解消したが、上昇モーメントは続くと期待している」とコメントした。

「最大の上昇の可能性はデジタル資産のアプリケーション領域」とリッケ氏は述べ、同ファンドがビットコイン、イーサリアムに次いで3番目に多く保有しているポルカドット(DOT)に触れた。DOTはこの1カ月で約50%上昇、一方、ビットコインは3%だった。

最新価格

●ビットコイン (BTC):4万6598ドル、+0.6%
●イーサリアム(ETH):3470ドル、−1.3%

●S&P500:−0.5%
●ゴールド:1792ドル、+0.2%
●10年物米国債:1.297%

欧州中央銀行(ECB)は9日、資産購入の平均的なペースは遅くするが、量的緩和策の全体的な規模は維持すると述べた。暗号資産、そして株式のようなリスクの高い伝統的資産は、世界中の中央銀行が行っている量的緩和策から大きな恩恵を受けている。

ノンファンジブル・トークン(NFT)市場も過熱している。9日行われたサザビーズのオークションでは、101枚の「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」のNFTのコレクションが2440万ドル(約26億8000万円)で落札された。

ボラティリティ上昇

「リアライズド・ボラティリティは現在上昇しており、市場がしばらくレンジ相場となる可能性はきわめて高い」と暗号資産調査会社デルファイ・デジタル(Delphi Digital)は9日ツイートした。下図を見ると、今週はじめの下落の際に、ビットコインとイーサリアムのの10日および1カ月のリアライズド・ボラティリティは上昇している。

出典:Delphi Digital

しかし、インプライド・ボラティリティは5月の下落時に比べるとまだ低く、一部のアナリストは荒い値動きが今月も続くとは考えていない。

出典:Skew

「我々はイーサリアムとビットコインの両方でショートベガを取っている」と暗号資産取引会社QCP Capitalは述べた。ショートベガとは、原資産のインプライド・ボラティリティが低下したときに利益が出るオプション戦略をいう。

アルトコイン状況

ソラナベースのDeFi教育ゲーム「DeFi Land」、410万ドル(約4億5000万円)調達:DeFi(分散型金融)の基礎を教えることをコンセプトとしたゲーム「DeFi Land」は、来週から投資家向けにテスト版を公開し、今年後半にサービスを開始する予定。今回の資金調達ラウンドには、Animoca Brands、Alameda Research、Jump Capital、NGC Venturesなど、40以上の投資家が参加した。Solana Foundationも参加している。

FTXのサム・バンクマン-フリード氏、ソラナ上昇を「decently organic(適正にオーガニック)」と発言:ソラナ(SOL)は過去30日で価格が400%以上上昇し、リップル(XRP)を抜いて時価総額第6位の暗号通貨となった。バンクマン-フリード氏は、ほとんどマーケティングを行っていないにもかかわらず、ソラナが上昇したことは、ソラナが強固な基盤の上に構築されていることを意味するだろうと述べた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:Market Wrap: Bitcoin Returns Above $46K; ‘Bored Apes’ Fetch $24M