ビットコインETF承認に楽観的見通し、グレイスケールとビットワイズ【Consensus 2022】

テキサス州オースティンで6月9日に開幕した米CoinDeskのイベント「コンセンサス 2022(Consensus 2022)」で、暗号資産投資会社のグレイスケール(Grayscale)とビットワイズ(Bitwise)は、ビットコインETF(上場投資信託)はまもなくSECの承認を得るだろうとの楽観的な見方を示した。

グレイスケールとビットワイズがSECに申請したビットコインETFは審査期限が迫っている。GBTCをビットコインETFに転換するというグレイスケールの申請は7月6日に、ビットワイズの申請は6月29日に審査期限を迎える。

“暗号業界では、SECがただノーと言っているという認識があり、それは今、事実が示すものです “とBitwiseの最高投資責任者であるMatt Houganは述べています。

ビットワイズの最高投資責任者マット・ホーガン(Matt Hougan)氏は、最近のビットコイン先物ETFの認可状況を踏まえて、「暗号資産コミュニティのペースではないにせよ、SECは本当に前に進んでいる。SECが事態を硬直させていると見ることは間違っている」と述べた。

グレイスケールのETFグローバル責任者デビッド・ラバレ(David LaValle)氏もこの意見に同意し、「本当に実現するのかという疑問があったのは、それほど昔のことではない。そして今、問題は明らかにいつ実現するかだ」と語った。

ラバレ氏はさらに、仮にSECが7月6日までに同社の申請を却下した場合、同社は「あらゆる選択肢に対処することに全力を注ぐ」と付け加えた。

発売前は過大評価

パネルディスカッションに参加していたヴァルキリー(Valkyrie)の最高戦略責任者ロリ・ティアナン(Lori Tiernan)氏も、ビットコインETFの承認見通しについて楽観的だった。同氏は以前は、数年かかると考えていた。

ビットワイズのホーガン氏はまた、ビットコインETFは当初、コミュニティの一部が期待するほど大きく成長しないだろうと述べた。

「ビットコインETFが発売されると、次の日には300億ドルを集めていると思われているだろうが、それはETFの仕組みとは違う」。史上最も急成長したETFであるGLD(SPDR Gold Shares)は、3日で10億ドルを集め、1年後に30億ドル、5年後に300億ドルに達した。

「私は、(現物ベースのビットコイン)ETFの効果は、発売前は過大評価され、その後で多くの人に否定され、最終的には投資家がビットコインを保有する最大の方法となると考えている」とホーガン氏は締めくくった。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:Grayscale, Bitwise Confident a Spot Bitcoin ETF Will Be Approved Soon