ファレル・ウィリアムス、人気NFT「Doodles」の最高ブランド責任者に就任

世界的人気アーティストのファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)氏がNFTプロジェクト「Doodles」の最高ブランド責任者に就任した。

5月に同プロジェクトの新CEOとなった元ビルボードのジュリアン・ホルギン(Julian Holguin)氏は、現在開催中のイベント「NFT.NYC」でのDoodle保有者向けプライベートイベントで、満員の参加者に向けて大きなスクリーンにウィリアムスが語る動画を流しながら就任を発表した。

「私はこのブランドの大ファン。私たちはコア・コミュニティから外に向かって構築し、Doodlesを新しい高み、新しいレベルに持っていく」とウィリアムスは語った。

ウィリアムス氏は「Doodles Records」というタイトルのNFTにインスパイアされたアルバムも制作する予定。

イベントに参加したDoodles保有者(CoinDesk)

資金調達と「Doodles 2」

ホルギン氏はその後、プロジェクトがアレクシス・オハニアン(Alexis Ohanian)氏のVC主導で資金調達を行ったこと、よりアクセスしやすいバージョンとして「Doodles 2」をイーサリアム以外のブロックチェーンで構築すると発表した。

一連の発表は、NFTが弱気相場となるなか、各人気NFTプロジェクトが新たな収益源と知名度の高い人物に頼ってビジネスを拡大している様子を表していると言えるだろう。

人気プロジェクトの「CryptoPunks」も今週、オークション会社のクリスティーズ(Christie’s)からノア・デイビス(Noah Davis)氏をブランド責任者として迎え、注目を集めた。

ウィリアムスのニュースを受けて、Doodleの最低入札価格は若干上昇し、最も安価なものは当記事執筆時点、14.5イーサリアム(約1万7000ドル、約230万円)となっている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:ファレル・ウィリアムス氏(Shutterstock)
|原文:Doodles NFT Project Taps Pharrell Williams as Chief Brand Officer