【US市場】ビットコインとイーサリアム、3日連続下落から反発──2万ドル、1500ドルを回復

【US市場】ビットコインとイーサリアム、3日連続下落から反発──2万ドル、1500ドルを回復

ビットコイン(BTC)は29日、3%上昇、3日連続の下落から反発した。イーサリアム(ETH)も8.2%上昇し、同様に3日連続の下落を止めた。

市場は先週、米ワイオミング州ジャクソンホールで行われたパウエルFRB(米連邦準備理事会)議長のコメントにまだ影響を受けていたようだったが、29日は影響力のある経済データがなかったことも不安定な値動きの要因となっているかもしれない。

グローバルには、30日に発表されるドイツの8月のインフレデータが注目される。前年比8.2%上昇が予想されている。アメリカでは9月2日に発表される8月の雇用統計が注目される。3.5%で安定的に推移すると予想されている。

株式市場は29日、下落した。S&P500は0.6%、ダウ平均は0.7%、ハイテク株比率の高いナスダックは1%下落した。

コモディティでは、原油先物は4.2%上昇し、天然ガスは0.4%下落、ゴールドは0.2%上昇した。エネルギー価格は、ヨーロッパでの供給危機の影響を受けている。ゴールドはドル高に反応しているようだ。ドルインデックス(DXY)は0.4%上昇した。

アルトコインはまちまち。アバランチ(AVAX)は4%下落、ポリゴン(MATIC)が0.9%下落した一方、ユニスワップ(UNI)は4.7%上昇した。

最新価格

●ビットコイン:20,155ドル、+0.8%
●イーサリアム:1,539ドル、+3.7%

●S&P500:4,030.61、-0.7%
●ゴールド:1,750ドル、+0.8%
●米国10年債利回り:3.11%、+0.07

テクニカル分析

ビットコインの29日の1時間足チャートは、アメリカ時間の朝、協定世界時(UTC)13時過ぎに急激な上昇を見せた。前日の夜は、平均よりも高い取引高でUTC23時過ぎに大きく下落。RSI(相対力指数)は18.56まで下落し、深刻な売られすぎ領域に入った。

ビットコインの1時間足チャート(出典:TradingView)

RSIは30を下回ると売られすぎ(割安)、70を上回ると買われすぎ(割高)を示すとされる。

また、UTC23時過ぎにはボリンジャーバンドの下限も割った。ボリンジャーバンドは資産の移動平均線に上下の値動きの幅を示す線を加えたもの。価格が短期的な平均から大きく離れていないかどうかを判断するために使われることが多い。

直近の動きを見ると、夜とは逆にRSIとボリンジャーバンドの双方が買われすぎを示している。

日足チャートで見ると、ビットコインは20日移動平均線を約8%下回り、RSIは35となっている。ビットコインが20日移動平均線に戻ると予想するトレーダーは、現在の水準でロングポジションを追加した場合、8%の上昇を見込んでいることになる。

ビットコインの日足チャート(出典:TradingView)

一方、イーサリアムも29日、ビットコインと似たような値動きだったが、より速いペースとなった。UTC23時過ぎに大口取引で価格は急落し、1時間足チャートで売られすぎとなったが、日中には買われすぎまで反発した。

イーサリアムの1時間足チャート(出典:TradingView)

日足チャートでは、20日移動平均線を約7%上回っている。RSIは40.44とビットコインよりもやや高い。

イーサリアムの日足チャート(出典:TradingView)

イーサリアムのパフォーマンスが、ビットコインを上回る傾向は、7月から続いている。これは9月に予定されているPoS移行「Merge(マージ)」が要因だろう。

マージによって、イーサリアムの供給量は減少すると見られており、純粋な需給関係から価値上昇が期待されている。トレーダーは、マージの前にイーサリアムを買い増しているようだ。

イーサリアム/ビットコイン(出典:TradingView)

アルトコイン

アバランチ(AVAX)、自称「内部告発者」の発言で11%下落:アバランチ (AVAX)は、自称「内部告発者」が訴訟をライバルに対する武器に使っていたと発言したことで約11%下落、7月13日以来の安値となった。Ava Labs(アバラボ)のCEOは、この発言を「陰謀論的なナンセンス」と否定している。

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|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:Market Wrap: Bitcoin and Ether Rebound Halts 3-Day Losing Streak

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