FTX騒動から学ぶ4つのこと、ウェブ3の世界に広がるワールドカップ【日曜日に読みたい厳選10本】

FTX騒動から学ぶ4つのこと、ウェブ3の世界に広がるワールドカップ【日曜日に読みたい厳選10本】

FTXとその姉妹企業アラメダ・リサーチは、ブロックチェーンや暗号資産を使っていたが、昔ながらの詐欺に身を滅ぼした旧態依然とした企業に過ぎなかった──今週公開されたコラムやインタビューから、日曜日に読みたい10本を厳選。

FTX騒動から学ぶ4つのこと

人によっては、FTXの破綻は元祖ビットコイン取引所マウントゴックスが2014年に破綻した時よりも衝撃的だったと感じているかもしれない。あるいは、2016年のThe DAOハッキング事件よりも重大と。その時には、ユーザーの資産を回復するために、イーサリアムが2つのチェーンにフォークを余儀なくされたのだ。

また、今年の春に破綻し、ボイジャー・デジタル(Voyager Digital)やセルシウス・ネットワーク(Celsius Network)、スリー・アローズ・キャピタル(Three Arrows Capital)も道連れにしたステーブルコイン発行業者テラ(Terra)の破綻よりも深刻と感じている人もいる。…続きを読む

返り咲きを狙う暗号資産起業家たち

米ニュースサイトのボックス(Vox)は16日、暗号資産取引所FTXの元CEOサム・バンクマン-フリード氏の衝撃的なインタビューを発表した。

バンクマン-フリード氏は、取引所の顧客の資産と、彼が立ち上げたヘッジファンド、アラメダ・リサーチ(Alameda Research)の資産を混ぜたことを認めるも同然の発言をした。FTXの規約に違反しているだけでなく、有線通信法や証券取引法に違反する可能性も高い、大問題である。…続きを読む

暗号資産のかくも人間的な欠陥:英雄崇拝

暗号資産コミュニティが史上最大の危機と向き合う中、シェイクスピアと彼の作品に登場する様々な王様について考えることが、役に立つかもしれない。

シェイクスピア作品に登場する王の大半は、誇大妄想的な悪者(リチャード3世、クローディアス)、騙されやすいお人好し(マクベス)、あるいは狂人(リア王)である。どの王も権力に魅了され、被害妄想に取り憑かれ、自らの利益と臣民の利益を区別することができなかった。…続きを読む

ウェブ3の世界に広がるワールドカップ

90分の試合だけでは物足りないという人のために、2022年ワールドカップがウェブ3の世界に進出している。NFTトレーディングゲーム、NFTコレクション、メタバースのラウンジ内でアバターがゲームをストリーミングできる仕組みなど、ウェブ3とワールドカップの融合を楽しむ方法が、幅広く用意されているのだ。

今月カタールで開幕するワールドカップには、公式取引所スポンサーまでついている。クリプト・ドットコム(Crypto.com)だ。他にも複数、分散型プロジェクトとの連携が行われている。…続きを読む

暗号資産における「中央集権化の時代」の終焉

後になって2022年11月を振り返った時に、暗号資産の世界における「中央集権化の時代」の終わりと思うかもしれない。

中央集権型暗号資産取引所は消費者に、魅力的で便利な暗号資産投資の手段を提供した。しかし、中央集権化の時代は同時に、消費者保護の軽視や、大規模な破綻にもつながり、何千万人もの人々と何千億ドルもの資産に影響を与えた。

消費者たちは、中央集権化についてとても辛い教訓を学んでいる。…続きを読む

暗号資産の危機はどこまで波及しているのか?

金融危機の波及とは、1つの市場やエコノミーから別のものへと危機が拡散することを指す。例えば、2006年までに住宅価格が下落を始め、2007年9月までには、サブプライムローンに関連する損失のせいでリーマン・ブラザーズが破綻。多くの人が職を失った。

これは、あらゆるところへと拡散した波及であった。このようなことになる理由は、数えきれないほどの金融商品をお互いに売買している、数えきれないほどの金融機関の間で、複雑なクモの巣のような関係が存在するからである。

クモの巣の一部が壊れると、他の部分も壊れ始め、最後に残るのは、ズタズタになった惨状だけである。…続きを読む

分散型ソーシャルメディア時代の到来か?

暗号資産を基盤にした予測市場ポリマーケット(Polymarket)では、ユーザーたちはツイッターの新オーナー、イーロン・マスク氏を好意的に見ているようだ。

12月15日に満期を迎える賭けによれば、その日までに「ツイッターがサービス中断を報告する」と考えているのは、投資した人たちのわずか36%となっている。…続きを読む

イーサリアムには競争が必要だ

ミーティングの場で私が指摘している通り、ブロックチェーンは製品やサービスに対して、トークン化やスマートコントラクトなどの極めて優れた新しいアプローチを生み出したが、それらはすべて中央集権化システムでも再現できるものだ。

ブロックチェーンの肝心で欠かすことのできない価値提案は、真の分散化にある。それ以外のものはすべてオプションに過ぎない。…続きを読む

FTX、親密なインナーサークルのメンバーとは?

FTXの失墜はあっという間で容赦ないものだった。11月上旬の8日間で、サム・バンクマン-フリード氏のクオンツトレーディング企業、アラメダ・リサーチ(Alameda Reaserch)の実験的プロジェクトとして始まった暗号資産(仮想通貨)取引所は、多くのユーザーを擁する企業価値の高い暗号資産企業から、失敗した投資と価値が失われた暗号資産の山へと姿を変えた。…続きを読む

元アラメダ・リサーチのCEO、キャメロン・エリソン氏とは?──MIT卒、両親もMIT経済学部の教授と講師

アラメダ・リサーチの元CEO、キャロライン・エリソン(Caroline Ellison)氏は、キャリアのすべてをトレーダーとして過ごしてきた。スタンフォードで数学を専攻していた大学3年生のとき、エリソン氏は、アルゴリズムを活用することで知られたヘッジファンド、ジェーン・ストリート(Jane Street)でインターンシップを経験し、優秀な成績を残した。そして、1年間の修士過程を先延ばしにして、同社に入社した。

「トレーディングに秀でることができた」とエリソン氏は2021年、アラメダのポッドキャストで語っている。だが暗号資産について懐疑的だった彼女はその後、自身が大きな影響力を誇る暗号資産ヘッジファンドを率いることになるとは思っていなかっただろう。…続きを読む

|文・編集:coindesk JAPAN編集部
|画像:Shutterstock

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