【US市場】ビットコイン、1万6500ドル付近──バイナンス、破綻したボイジャーの資産購入

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破産した暗号資産レンディングのボイジャー・デジタル(Voyager Digital)は12月19日、同社資産をバイナンスUS(Binance.US)に10億2200万ドル(約1400億円)で売却することに同意したと発表した。

「バイナンスUSの入札によって、裁判所が承認した支払いとプラットフォームの機能に従い、顧客に暗号資産を現物で返還することを目指している」とボイジャーは声明で述べた。2023年1月5日に破産裁判所の承認を求める予定。

ボイジャーは当初、FTXと資産売却に合意していた。FTXはWave Financialとバイナンスを抑えて入札に勝利したが、その後、FTX自体も破綻した。

市場動向

(CoinDesk Research)

ビットコイン(BTC:24時間で0.8%下落し、1万6610ドル付近。日本時間20日10時時点では1万6500ドルを割っている。

イーサリアム(ETH:約0.5%下落し、1170ドル付近。

ファイルコイン(FIL)、ストージ(STORJ):ファイルコインは5日間で28%下落、STORJは20%下落。CoinGlassをデータを見ると、週末にかけてファイルコインとストージでは、ロングポジションの記録的な清算が起きていた。CoinGlassによると12月16日、約570万ドル(約7億7400万円)のファイルコインのロングポジションが清算された。ストージのロングポジションの清算は36万5000ドル(約5000万円)。

株式市場も先週のFRB(連邦準備制度理事会)のタカ派的なメッセージに対する神経質さが続いており、下落のスタートとなった。ナスダックは1.49%、S&P500は0.90%、ダウ平均は0.49%下落した。

市場分析

ビットコインと銅の相関関係は1週間前に0.9まで上昇し、興味を引いたが、その後、0.41まで低下したことで信頼性は揺らいだ。

中央集権型取引所にまつわる不安要素を除けば、ビットコイン価格は依然としてFRBの金融政策にほぼ連動している。FTXのニュースが落ち着き始めたなか、パウエルFRB議長が意図せずとも暗号資産の最大の敵役として再登場している。

すなわち、暗号資産価格はインフレ率、FRBのバランスシートの規模、FRB関係者の発言の市場の解釈によって大きく左右される。従来の金融の外側で機能する新しい資産クラスに、従来の市場とエコノミクスは影響を与え続けている。

ビットコインとドル指数 (TradingView)

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk Research
|原文:Crypto Markets Today: Binance.US to Buy Voyager Digital’s Assets; Bitcoin Slides Into the Red