1月の暗号資産市場:アプトス、メタバーストークンが上昇

低迷を続けた2022年を終えて、暗号通貨市場は1月に上昇し、市場全体のパフォーマンスを示すCoinDesk Market Index(CMI)の160の暗号資産の中では、昨年最も下落した暗号資産が最も上昇した。

レイヤー1ブロックチェーン、アプトス(Aptos)の暗号資産アプトス(APT)は1月、387%上昇とCMIの中で最も上昇した。

ゲームトークンやメタバーストークンも上昇。Gala Gamesのガラ(GALA)は233%、ディセントラランド(MANA)は149%上昇した。

「市場が強気に転じたとき、最も打撃を受けた暗号資産が最も上昇することは珍しくない。小規模なアルトコインは、上昇時にも下降時にもビットコインよりも大きく変動する」とMarketVector Indexesのマーティン・ラインウェバー(Martin Leinweber)氏は述べた。

ビットコイン(BTC)も約40%、イーサリアム(ETH)も約30%上昇している。

(CoinDesk Indices)

アプトス(APT)

元メタ・プラットフォームズ社員によって設立され、2022年10月にスタートしたレイヤー1ブロックチェーンのアプトス(Aptos)は、取引速度に疑問が広がるなかで不安定なスタートを切った。米CoinDeskのデータによると、FTX破綻をきっかけとした市場下落によって、アプトスは12月29日に3ドルまで下落、スタート時の13ドルから76%以上の下落となった。アプトスの投資家には、FTXの投資部門も含まれていた。

ラインウェバー氏は、1月25日にアプトスの資金調達率が急落したことに触れ、アプトスを大きく空売りしたトレーダーがいたと述べた。極端にネガティブなポジショニングが大量のショートスクイーズにつながり、結局1月に一気に価格を押し上げることになったという。

Coinglassのデータを見ると、1月8日以降、約7000万ドルのロングの清算に対し、1億1500万ドルのショートの清算が行われた。これは、アプトスに対して多くのトレーダーが抱いている懸念を強調しているのかもしれない。

「暗号資産が市場価値を正当なものにするためには、アンロックが始まる前に、ユーザーベースと流動性を大幅に拡大する必要がある」とラインウェバー氏は付け加えた。

メタバーストークン

CoinDesk Culture & Entertainment Indexは81%上昇し、メディア・カルチャー・エンターテイメント関連トークンの上昇は、他のセクターを上回った。特にメタバーストークンのディセントラランドとザ・サンドボックス(SAND)は、152%、91%上昇した。プレー・ツー・アーン(P2E)ゲームのアクシー・インフィニティ(AXS)は75%上昇した。

暗号資産データ会社Kaikoが1月31日発表したレポートは、取引高世界最大の暗号資産取引所バイナンス(Binance)と比較して、韓国最大の暗号資産取引所アップビット(Upbit)でメタバーストークンの取引高が急増していると指摘した。

「この傾向は、韓国がメタバースに特に親和性を持っていることを示している」とレポートは述べ、1月22日から23日にかけて、4つのメタバーストークンの1日あたりの取引高が6億ドルを超え、同期間のバイナンスの取引高のほぼ2倍になったと記している。

1カ月前、株式市場のパフォーマンスと大きく相関していた暗号資産市場は、主要指標を大きく上回っている。株式市場では、ナスダックは9%、S&P500は5%上昇した。

(CoinDesk)

他の主要暗号資産では、ソラナ(SOL)が146%上昇し、12月の過去最安値8.19ドルから反発し、24ドル付近となった。イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が12月下旬、ソラナを支持する好意的なツイートをしたことが上昇を後押しした。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk Indices
|原文:Crypto Market January Roundup: Aptos, Metaverse-Affiliated Tokens Lead Broad-Based Rally