手数料を99%まで引き上げる詐欺の可能性を指摘:チェック・ポイント・リサーチ

サイバーセキュリティ大手のチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(Check Point Software Technologies)の脅威インテリジェンス部門チェック・ポイント・リサーチ(Check Point Research:CPR)は2月6日、暗号資産Dingo Tokenを詐欺として指摘するブログを公開した。

Dingo Tokenは年初から8400%上昇、時価総額が1000万ドル(約13億円)を超え、人気を集めている。しかしブログによると、トークンの背後にいる脅威者が、スマートコントラクトにバックドアを埋め込んでおり、売買手数料を99%に操作していたという。また、バックドアはこれまでに47回使用されていたと述べている。

CPRの製品脆弱性リサーチ部門責任者オーデッド・ヴァヌーヌ(Oded Vanunu)氏は「Dingo Tokenは明らかな詐欺」と述べ、Dingo Tokenの投資家は財産を失う危険性があると警告している。

|文・編集:coindesk JAPAN編集部
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