HashPortとSMBCグループ、社員証SBTと保有者間でのみ流通するトークンに関する実証実験を実施

HashPortは4月11日、SMBCグループとその連結子会社の三井住友銀行と協力して、移転不可能なNFTで(ソウルバウンドトークン、SBT)を用いた社内コミュニティ形成に関する実証実験を日本で初めて実施すると発表した。

SBTは個人の経歴や行動履歴を表すトークンとして発行され、SBTが保管されるウォレットは持ち主の姿を示すものとなることから「ソウル」と呼ばれる。この実験は、SBTの発行・保有に関する技術的事項を検証するとともに、SBTを起点とするコミュニティ形成に関するノウハウを蓄積することを目的としている。

第1フェーズの参加者はSMBCグループの従業員で、HashPortグループが提供するブロックチェーン上で社員であることを証明するSBTと、実験参加者の間で流通する「ミドりぽ」というファンジブルトークン(FT)が配布される。

参加者は、SMBCグループの社内チャットツール内で形成されるコミュニティ内で、コミュニティに貢献する発言・行動をしたメンバーに対して感謝を示すミドりぽを送付することができるようになる。実験終了時にミドりぽを一定数以上保有していた参加者には特典が付与される予定。

第1フェーズ完了後は、他の企業の参加も得る形でさらなる実験に取り組んでいくという。

|文・編集:coindesk JAPAN編集部
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