スヌープ・ドッグ、ツアーとともに進化するNFTリリース

ラッパーで起業家のスヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)は、今夏のツアー日程とともにユーティリティが進化する新しいNFTコレクションシリーズ「スヌープ・ドッグ・パスポート・シリーズ(Snoop Dogg Passport Series)」をリリースした。ツアーは7月7日、バンクーバーからスタートする。

公式ウェブサイトによると、このNFTは「スヌープがツアーで立ち寄る場所ごとに進化するツアー・ポスター」のようなもの。NFTを保有することで、舞台裏のコンテンツ、限定グッズ、アートやさまざまな体験にアクセスできるようになる。

パスポートシリーズの一環として、すべてのパスポート保有者にエアドロップされるキュレーションされたNFTコレクション「スヌープ・セレクト(Snoop Selects)」も発表されている。

スヌープ・ドッグはプレスリリースで「キャリアを通じて、私は常に物事を前進させてきた」と述べ、「パスポート・シリーズで、ファンの皆さんに私と一緒に世界を旅する機会を提供することができる。これまで、誰もそんなことを行ったことはない。私は常にパイオニアであり、デジタルグッズは未来の一部。他のアーティストが私の取り組みを見て、自身のイノベーションを続けてくれることを願っている」と続けた。

「スヌープ・ドッグ・パスポート・シリーズ」は、Web3プラットフォームのTransient labsとタレント事務所WMEとの提携で作成された。Transient LabsのCOO(最高執行責任者)、クリス・オストイッチ(Chris Ostoich)が設計と作成を支援した。

パスポートは、NFT決済サービスのCrossmint経由で約42ドル(約5900円)、または暗号資産ウォレット経由で0.025イーサリアム(ETH)で購入できる。

スヌープ・ドッグと息子のコーデル・ブローダス(Cordell Broadus)は、ここ数年、NFTの収集と暗号資産投資を積極的に進めている。スヌープ・ドッグはヒップホップ・レコードレーベル「デス・ロウ・レコード(Death Row Record)」を「メタバース初のメジャー・レーベル」に変える計画をほのめかしたこともある。

2021年3月には「A Journey with the Dogg」と名づけた初のNFTコレクションをリリース、コレクションには「NFT」という曲が含まれていた。また、2021年12月にはメタバース「ザ・サンドボックス(The Sandbox)」の仮想コミュニティ「The Snoopverse」の開発を開始している。

※敬称略

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:林理南
|画像:Shutterstock
|原文:Snoop Dogg Drops New NFTs That Evolve With His Tour