
- ドナルド・トランプ大統領は、米国のビットコイン準備金の創設プロセスを開始したが、ポリマーケットのトレーダーたちは、就任後100日以内に実現するかどうか疑問視している。
- この発表は当初、XRPとSOLの価値を急騰させたが、その後、BTCとETHも準備金に含まれることが明らかになった。
ドナルド・トランプ大統領が週末に行ったトゥルース・ソーシャル(Truth Social)への投稿により、米国の戦略的ビットコイン(BTC)準備金の創設に向けた第1歩が踏み出されたが、ポリマーケット(Polymarket)のトレーダーたちは就任後100日以内に実現するかどうか懐疑的だ。
本記事執筆時点で、ポリマーケットのベッター(賭けをする人)たちは、トランプ大統領就任後100日以内、つまり2025年4月30日までに戦略的BTC準備金が創設される可能性を23%と見積もっている。

賭けのルールでは、これが「イエス」と決着するには、米国政府が4月29日午後11時59分(米東部時間)までに、BTCを没収からではなく、明確に保有する必要がある。準備金の創設の発表はカウントされない。
トランプ大統領による発表直後、準備金が実現する可能性は11%から23%に急上昇。2025年末までに準備金が創設されるかどうかを問う別の賭けでは、現在65%の確率で「イエス」と回答している。
当初、トランプ大統領が準備金の創設を発表したソーシャルメディアの投稿では、準備金の構成要素としてエックス・アール・ピー(XRP)とソラナ(SOL)のみを挙げており、これらの価値が急騰。だが、その後、BTCとイーサリアム(ETH)も準備金に含まれると明らかにした。
100日以内の暗号資産準備金の賭けで最も利益を上げているトレーダーの1人は「Theo5」。このトレーダーは、「Theo4」を含む一連のアカウントを作成し、2024年11月の選挙でトランプ氏の勝利に賭けたフランス人トレーダーと関連があるようだ。
Theo5は現在、「ノー」ポジションで4万ドル(約600万円、1ドル151円換算)の利益を上げている。

一方、「Polywog」として知られるトレーダーは、「イエス」ポジションで7万3000ドル(約1102万円)を失い、さらに2025年の選挙の結果に誤った賭けをしたことで56万ドル(約8460万円)以上も失った。
|翻訳・編集:廣瀬優香
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|原文:Bitcoin Reserve in 100 Days of Trump’s Presidency? Market Is Still Skeptical