マトリックス法によるテクニカル分析(2025/3/7)売られすぎゾーン脱出も安心するのはまだ早い【楽天ウォレット】

本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。

サマリー

総合評点は2.7。前回「下落トレンドが終わったとはまだ到底言えないが、かなり強めの売られすぎゾーンに入っており、多少、切り返す可能性がある」と申し上げた通りの展開。

半値押しで上値を押さえられ、三角持ち合いを形成、方向感は出ておらず、底入れとするのは時期尚早か。

なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD  のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。

パターン分析

パターン分析
〈週足〉
パターン分析
〈日足〉

前回「下値の目途である8月の安値からの半値押し水準に到達、ここで下げ止まっても不思議はない」と申し上げたが、セリングクライマックス気味にその1210万円を若干割ったところで切り返したが、史上最高値1735万円と今回の安値1165万円との半値戻し1450万円で上値を押さえられた。

その後は下値を切り上げながら上値を切り下げる三角持ち合いを形成、方向感はまだ出ておらず、完全に下げ止まったとも言えなさそうだ。

評点:3

移動平均線

移動平均線

200日移動平均線に何とかサポートされ、9日と25日の移動平均線の幅が縮まっている様にも見えるが、方向感は見られない。

評点:3

一目均衡表

一目均衡表

3役逆転の売りサイン継続。雲が薄くなった先週金曜日から土曜日にかけて反発したが、雲はまだ遠い。

評点:1

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンド

バンドウォーク解消も下向きのトレンド継続。

評点:2

MACD

MACD

ダマしの可能性は残るがゴールデンクロス発生。

評点:4

RSI

RSI

売られすぎゾーン脱出。40台で方向感なし。

評点:3

評点

評点

※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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