DeFi社、新たな信用枠で50億ドルのソラナ購入力を追加

- DeFiディベロップメントは、ソラナの保有量を増やすため、RKキャピタル・マネジメントとの50億ドルの株式信用枠を確保した。
- 同社は、株式の売却や債務によってトークンを蓄積する暗号資産トレジャリー戦略へと転換する上場企業のトレンドの一翼を担っている。
- DeFiディベロップメントの株価は、12日のアメリカ市場で12%上昇した。
ナスダック(Nasdaq)上場企業でソラナのトレジャリー(財務)戦略を推進するDeFiディベロップメント(DeFi Development Corp.)は、ソラナの保有量を増やすため、さらなる手元資金を得ることを計画している。
12日のプレスリリースによると、同社はRKキャピタル・マネジメント(RK Capital Management)との50億ドル(約7000億円、1ドル140円換算)のエクイティ・ライン・オブ・クレジット(株式信用枠)を確保した。この契約により、DeFiディベロップメントは、米証券取引委員会(SEC)への転売登録提出などの条件を満たす限り、自社の裁量で株式を売却できる。同社は必要な書類をまもなく提出する予定だと述べた。
ジョセフ・オノラティ(Joseph Onorati)CEOは、「規模拡大に必要な柔軟性と体制が整った」とし、「これは、1株当たりのソラナ(SOL)の増加とバリデーター利回りの複利化を継続するための明確で戦略的な道筋だ」と述べた。
DeFiディベロップメントの株価は序盤の下落から反発し、12日の取引で12%上昇した。
以前は不動産テックプラットフォームのジャノーバー(Janover)として知られていたDeFiディベロップメントは、ストラテジー(Strategy)のビットコイン(BTC)戦略に倣い、株式の売却や債務によって資金調達を行い、バランスシートに暗号資産を追加する上場企業のトレンドの高まりの一翼を担っている。
同社はソラナに注力しており、ネットワークのネイティブトークンを蓄積し、バリデーターを運用している。5月16日時点で、同社は60万9000SOL以上を保有しており、現在価格で9600万ドル(約134億円)に相当する。
この最新の動きは、同社が10億ドル(約1400億円)の株式売却に関する以前の申請を取り下げた直後に行われた。この申請については再度の申請が計画されている。
|翻訳・編集:林理南
|画像:CoinDesk
|原文:DeFi Adding $5B of Solana Buying Power With New Line of Credit