SBI、仮想通貨マイニング専用チップの製造に乗り出す。デジタル資産事業をさらに拡大

SBIホールディングスが仮想通貨などのデジタル資産領域で事業拡大のアクセルを踏み込む。

SBIは2019年3月22日、仮想通貨の採掘(マイニング)専用チップの製造を開始するためSBI Mining Chip(SBIMC=SBIマイニングチップ)を設立したと発表。マイニングシステムの開発領域にも参入する。

SBIはこれまで仮想通貨取引所の運営やブロックチェーンの開発、国外でのマイニング事業を進めてきたが、デジタル資産事業のポートフォリオをさらに広げる。SBIMCの代表には半導体分野における高度な知見を持つAdam Traidman氏が就き、同社は米国大手半導体素子メーカーと連携して事業を進めていくという。

SBIの発表によると、Traidman氏は米航空宇宙局(NASA)に勤務した後、シリコンバレーで連続起業家(シリアルアントレプレナー)としてのキャリアを積んできた人物。同氏は、SBIグループが出資する暗号資産のフィンテック企業、BRDの共同創業者兼CEO(最高経営責任者)でもある。

編集:佐藤茂
写真:暗号資産イメージ(Shutterstock)