「けものフレンズ」の“デジタル所有権”を販売──ブロックチェーンで履歴を記録

アニメや漫画のアートのデジタル所有権を売買・管理するサービスを提供するアニークは2月26日、アニメ「けものフレンズ」のアート作品のデジタル所有権を販売開始すると発表した。売り上げや二次流通の一部を、環境団体や同プロジェクトに還元するという。

同社はこれまでにも、「進撃の巨人」や「STEINS;GATE」(シュタインズゲート)、「五等分の花嫁 共同パートナー企画」など著名なアニメや漫画を中心にデジタル所有権を販売している。

「けもフレ」デザイナーのアートを抽選販売

対象は「けものフレンズ」のコンセプトデザイナー、吉崎観音氏が描いたアート作品16点。作品は抽選販売され、デジタル所有権のみが1万円(税別)で、限定の額装セル画を付けたものが7万円(税別)になる。ブロックチェーンを用いて、購入者が作品の所有者であることを証明する。

期間は2月26日から3月9日正午まで。売り上げの一部は、環境保全団体の自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)に寄付するという。3月以降には、デジタル所有権の二次流通もできるようにし、支払額の一部がけものフレンズプロジェクトに還元されるようにするという。

文:小西雄志
編集:濱田 優
写真:プレスリリースより