
CoinTrade(コイントレード)は、2017年9月1日に設立された株式会社マーキュリーが運営する暗号資産取引所だ。CoinTradeの強みはステーキングであり、「CoinTrade Stake」を利用すれば様々な暗号資産のステーキングを開始できる。
CoinTradeの口座開設をすれば、スマホアプリからステーキングを申し込めるようになり、その後は自動的にステーキング報酬が得られる仕組みとなっていることから、ステーキングによる長期投資に向いている取引所といえるだろう。
CoinTrade(コイントレード)の基本情報
取扱通貨数 | 13種類 |
スマホ対応 | あり |
取引方法 | 現物取引 |
最低取引数量 | 0.0001 BTC |
公式サイト | https://coin-trade.cc/ |
公式Twitter | https://twitter.com/Cointrade_cc |
CoinTrade(コイントレード)のメリット
ステーキングに特化している
ステーキングとは、暗号資産を保有することでブロックチェーンに参加した対価として、報酬が受け取れる仕組みのことである。CoinTradeはステーキングに特化した取引所であり、幅広い暗号資産でステーキングが利用可能であり、ステーキングの期間や暗号資産の量に応じて報酬が増加する仕組みである。
手数料が安い
CoinTradeは、売買手数料と入金手数料が無料となっている。ステーキングするための暗号資産の購入や入金に手数料がかからないため、口座を開設すればコストをかけずにステーキングを始められる。ただし、出金(送金)手数料はかかるので注意が必要だ。
スマホアプリが使いやすい
CoinTradeは、暗号資産の売買からステーキングの申込までできるスマホアプリをリリースしている。直感的な操作がしやすいうえに、視覚的にもわかりやすい画面が特徴だ。暗号資産の取引が初めての人も利用しやすいアプリとなっている。
CoinTrade(コイントレード)のデメリット
取引できる銘柄数が少ない
CoinTradeは他の取引所と比較すると、取引できる銘柄数は多くない。取引できるのはビットコイン(BTC)などの主要な銘柄と、ステーキングに対応している銘柄が中心である。取引できる銘柄の選択肢を増やしたい場合には、CoinTradeの口座開設は適さない可能性がある。
取引の選択肢が狭い
CoinTradeは現物取引にしか対応しておらず、レバレッジ取引はできない。現物取引でステーキングを利用する長期投資を前提に取引する場合は問題ないが、レバレッジ取引で短期を前提に利益を得る取引をしたい人には向いていない。
CoinTrade(コイントレード)の取扱通貨
CoinTradeの取扱通貨は2023年7月時点で13種類である。
- BTC(ビットコイン)
- BCH(ビットコインキャッシュ)
- ETH(イーサリアム)
- LTC(ライトコイン)
- XRP(リップル)
- PLT(パレットトークン)
- IOST(アイオーエスティー)
- ADA(カルダノ)
- DOT(ポルカドット)
- XTZ(テゾス)
- AVAX(アバランチ)
- HBAR(ヘデラハッシュグラフ)
- MATIC(ポリゴン)
CoinTrade(コイントレード)のステーキング
取扱通貨の中でもステーキングサービスの「CoinTrade Stake」に対応している暗号資産を以下にまとめた。
- PLT(パレットトークン)
- IOST(アイオーエスティー)
- ADA(カルダノ)
- DOT(ポルカドット)
- XTZ(テゾス)
- MATIC(ポリゴン)
ステーキングの報酬率はステーキングの日数と暗号資産の量で決まる。暗号資産によっては、通常プランのほかにVIPプランが用意されており、一定の日数と一定量以上の暗号資産をステーキングすることで、より優遇された報酬率でステーキング報酬を獲得できる。
CoinTrade(コイントレード)の評判・口コミ
良い評判・口コミ
CoinTradeの良い評判はステーキングに集中している。他の取引所と比較しても年利が高く、他の取引所から暗号資産を送金してステーキングする場合にかかる手数料も安い点が注目されているようだ。またTwitterの公式アカウントに対するリプライにも対応しており、問い合わせに対するレスポンスが早い点も評価されている。
悪い評判・口コミ
CoinTradeの悪い評判は出金であり、出金手数料が高過ぎる、出金に時間がかかるという不満が多かった。ステーキングによって報酬を得た後に、出金をするタイミングで、その対応が遅れるという点はCoinTradeの利用をためらう懸念点になりやすい。また、ステーキングにロック期間があることから、ステーキング中に資金を動かせない点を懸念する声も多かった。
CoinTrade(コイントレード)の手数料
売買手数料 | 0円 |
入金手数料 | 0円 |
出金手数料 | 550円 |
入金手数料は日本円・暗号資産ともに無料だが、出金手数料は日本円・暗号資産ともに規定された額面がかかる。例えば、BTCでは0.0005 BTCがかかる仕組みとなっている。また、CoinTradeの出金は2営業日以内としているため、土日・祝日を挟む場合は出金に時間がかかる可能性もある。
CoinTrade(コイントレード)の取引ツール・スマホアプリ
CoinTradeでは、PC版取引ツールとスマホアプリをリリースしている。スマホアプリから口座開設が可能であり、アプリをダウンロードすればCoinTradeで取引やステーキングを始められるようになる。初心者にも優しいUI設計で、直感的な操作が可能だ。
CoinTrade(コイントレード)のセキュリティ
CoinTradeはセキュリティに力を入れており、以下の点を強みとしている。
- マルチシングによる秘密鍵の分散
- コールドウォレットでオフライン管理
- SSL/TLS対応
送金に必要な署名を複数署名にするマルチシングにすることで、ハッキングなどの被害から管理している暗号資産を守ることができる。また顧客資産はオフライン環境であるコールドウォレットで管理されている。さらに安全に通信できるセキュリティプロトコルであるSSL/TLSを採用している。
運営会社のマーキュリーは、東証プライム市場にも上場している信用性の高いセレスグループのグループ会社である。株式会社セレスはインターネットメディアの企画・開発・運営を行う企業であり、ネットワークに対するセキュリティへのノウハウもあるため、安心して取引しやすいといるだろう。
CoinTrade(コイントレード)がおすすめである人の特徴
ステーキング用の取引所を探している人
ステーキングは様々な取引所で行えるが、保有している暗号資産が現在利用している取引所においてステーキングに対応していない場合もあるだろう。また、ステーキングに対応している場合でも、より報酬率の高いステーキングが行える取引所を利用できるなら利用したいところである。
CoinTradeはステーキングに特化した取引所であるため、ステーキング対応の暗号資産も多く、ステーキング報酬率も高い。ステーキングする暗号資産の量が大きいほど、報酬率も優遇される仕組みであるため、ステーキングをメインに暗号資産で利益を獲得したい人に向いているといえるだろう。
長期投資を前提に暗号資産に投資したい人
CoinTradeはステーキングに特化していることから、長期投資を前提に暗号資産に投資したい人に向いている。初めて暗号資産を購入する場合も、購入した暗号資産をステーキングすれば長期投資をしながら継続的に利益を得ることが可能だ。ステーキング中は資産がロックされるが、最初から売却しない前提でステーキングするならデメリットにはならない。