モハメド・アリのNFTが登場──「世紀の一戦」から50年

ボクシング界のレジェンド、モハメド・アリが、NFT(ノン・ファンジブル・トークン)となって記念の年を迎える。今年はニューヨークで行われたジョー・フレージャー(Joe Frazier)との「世紀の一戦」から50年。

1971年3月8日、アリは「スモーキン・ジョー」と呼ばれたフレージャーに破れたが、1974年と1975年の試合では2連勝を果たした。

NFTブームの真っ只中

NFT市場が盛り上がるなか、さまざまなデジタルコレクションが市場に登場している。NFTはプロスポーツ選手のカードから仮想空間の土地まで、ありとあらゆる唯一無二の有形物/無形物を表すデジタル資産だ。

1対1で交換可能なビットコインなどの暗号資産とは違い、一つひとつのNFTは、他のNFTと区別するための識別情報を持っている。

最近の盛り上がりを裏づけるかのように、ジャック・ドーシー氏は今月に初期のツイートをNFTとして販売、入札価格は7桁(数百万ドル)に達した。

伝説のボクサー、モハメド・アリのNFTは、イーサニティ・チェーン(Ethernity Chain)と、故郷のケンタッキー州ルイビルにある博物館「モハメド・アリ・センター(Muhammad Ali Center)」の協力を得て発行される。

「世紀の一戦」50周年を記念し、モハメド・アリの生涯と伝説を称えるアリ・コレクションを発表できることに大変興奮しています。これは史上初のライセンス付きの「歴史的意義のあるNFT」です。

「アリ・コレクション(The Ali Collection)」は、アリの生涯と伝説を称えるためのもの。スポーツ・イラストレイテッドのカメラマン、ニール・ライファー(Neil Leifer)氏が撮影したアリとフレージャーの試合の有名な写真が使われている。

プレスリリースによると、イーサニティ・チェーンが「初の歴史的意義のあるNFT」と呼ぶトークンは、3月下旬に発行され、売上の一部はアリ・センターに送られる。

初期のビットコイン投資家、Nick Rose Ntertsas氏が創業したイーサニティ・チェーンは、ポップカルチャーの有名人や人気イベントを通して芸術と慈善のためのNFTの活用を模索している。

|翻訳:石田麻衣子
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:「世紀の一戦」の写真を使った切手(Shutterstock)
|原文:Muhammad Ali NFT Minted 50 Years After ‘Fight of the Century’ With Joe Frazier