中東・北アフリカ、最も普及が進む:チェイナリシス

中東・北アフリカ(MENA:Middle East and North Africa)は、6月30日までの1年間に暗号資産(仮想通貨)の普及が最も急速に進んだ。ブロックチェーン分析企業チェイナリシス(Chainalysis)の調査で明らかになった。

MENAの2021年7月〜2022年6月の取引高は5660億ドル(約82兆円)、前年比48%増。ヨーロッパは40%増、北米は36%増、中央・南アジアは35%増だった。

最も増加したのはエジプトで、取引高は3倍以上になった。チェイナリシスは、エジプト・ポンドが13.5%切り下げられたことと、同国の送金市場の大きさを理由にあげた。送金はエジプトのGDP(国内総生産)の約8%を占めている。

トルコはMENAの総取引高5660億ドルのうち、1920億ドルを占め、この地域で最大シェアとなった。チェイナリシスはその理由としてトルコリラの急激な下落をあげた。トルコは昨年、80.5%のインフレを経験した。

中東の他の国では、アフガニスタンは昨年8月以降、タリバンの権力掌握とそれに続く取り締まり強化によって、暗号資産業界が崩壊した。

チェイナリシスは2021年の暗号資産普及率でアフガニスタンを20位にランキングしていた。タリバン復権前の取引高は月平均6800万ドルだったが、現在は1カ月あたり8万ドル以下となっている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:Middle East/North Africa Was Fastest-Growing Crypto Market Over Past 12 Months: Chainalysis