渡辺創太氏のアスターがNTTドコモと提携、マスク氏のツイートから生まれた暗号資産【10/29~11/4のトップニュース】

渡辺創太氏のアスターがNTTドコモと提携、マスク氏のツイートから生まれた暗号資産【10/29~11/4のトップニュース】

Web3は、具体的な利用方法の難しさや利用環境の整備不足などの課題が依然としてある──今週のニュースをダイジェストで振り返ります。

イーサリアム、1週間で16%上昇──3カ月ぶりの上昇率

イーサリアムブロックチェーンの技術的な大改革、いわゆるMerge(マージ)は、ネイティブ暗号資産イーサリアム(ETH)価格に意図通りの強気効果を与え始めている。

イーサリアムは10月30日までの1週間で16%超上昇した。これは7月中旬以来の上昇率で、ビットコイン(BTC)の5%上昇を上回った(CoinDeskのデータ)。

プライバシー保護は「デジタル人民元」にとって最大の課題:中国人民銀行総裁

プライバシー保護は「デジタル人民元」の使用に際して、数多く残っている課題の中で最重要課題と中国人民銀行の易綱(Yi Gang)総裁は語った。

「匿名性と完全開示は、白と黒のように単純ではないことを念頭に置いておくことも重要。白と黒の間に多くの微妙なことが存在する」と易総裁は10月31日、香港FinTech Weekでのオンラインスピーチで述べた。

「したがって、プライバシー保護と不正行為対策の間で微妙なバランスを取らなければならない」(易総裁)

暗号資産が関連したテロ攻撃は4倍に:報道

暗号資産(仮想通貨)で資金調達したテロ攻撃は、過去数年で約4倍に増加したと国連関係者はブルームバーグに語った。

国連テロ対策委員会執行事務局(United Nations Counter-Terrorism Committee Executive Directorate:CTED)のスベトラナ・マルティノバ(Svetlana Martynova)氏は、数年前はテロ攻撃の5%が暗号資産で資金調達したか、デジタル資産が関係していると考えられていたが、「今は約20%に達すると考えられている」と語った。

ドージコイン、上昇──時価総額第6位の暗号資産に

この1週間、ドージコイン(DOGE)が上昇している。CoinDeskのデータによると、10月25日の0.0594ドルから週末には一時0.15ドルへと150%上昇した(日本時間31日12時30分時点ではやや下落して0.12ドル付近となっている)。

6カ月ぶりの大幅な上昇によって、ドージコインはカルダノ(ADA)に代わって、時価総額第6位の暗号資産となっている。当記事執筆時点、2013年にジョークとしてスタートしたドージコインの時価総額は約175億ドル、ADAは145億ドル。またドージコインの時価総額は現在、S&P500の上位約120社を上回っている。

ファイルコインのProtocol Labs、Web3移行支援のアライアンス設立──AMD、シーゲート、EYが参加

分散型ファイル共有プロトコルのファイルコイン(Filecoin/FIL)を手がけるProtocol Labsは10月31日、企業のWeb2からWeb3への移行を支援するアライアンスを発表した。

アライアンスには半導体大手のAMD、ストレージ大手のシーゲート(Seagete)、世界4大会計・コンサルティング企業のアーンスト・アンド・ヤング(EY)が設立パートナーとして参加している。

渡辺創太氏のアスター、Web3の普及でNTTドコモと協業

渡辺創太氏がシンガポールで起業し、パブリックブロックチェーンの「アスターネットワーク(Astar Network)を開発するStake Technologiesと、NTTドコモが、Web3の普及に向けてタッグを組む。

両社は10月31日、基本合意に締結したと発表。今後、Web3の特徴の1つである分散型自律組織(DAO)の考え方を活用した、社会課題を解決するためのプロジェクトを進める。地方創生や環境問題などの社会課題に対して、Web3に関連した技術を活用した解決策を探っていく。

マスク氏のツイートがきっかけ──柴犬とツイッターをモチーフにした暗号資産が次々と誕生

柴犬とツイッターをモチーフにした多くの暗号資産が11月1日、BNB Chainとイーサリアムブロックチェーンに登場した。きっかけは、イーロン・マスク氏のツイートだ。

「babyDogeTwitter」「dogenaldtrump」「SpaceTwitterDoge」「ElonDogeTwit」と名付けられた暗号資産が、ツイッターのロゴが刻まれたハロウィンかぼちゃと、ツイッターのロゴTシャツを着た柴犬の画像をマスク氏がツイートした後に2つのブロックチェーンに次々と誕生した。

Web3の「サンドボックス」としてツイッターを利用:バイナンス幹部

Binance(バイナンス)は、ツイッターをWeb3にまつわる課題に対処するための「サンドボックス」として利用することを期待して、イーロン・マスク氏の買収に5億ドルを出資したと同取引所の最高戦略責任者(CIO)パトリック・ヒルマン(Patrick Hillman)氏は語った。

「我々はR&D(研究開発)のための大規模な歴史的機会と捉えている」とヒルマン氏は11月1日、CoinDesk TVで語った。

NBAのカリー選手が「Curryverse」を商標申請

北米プロバスケットボールリーグ(NBA)のスタープレーヤーで、NFTファンとしても知られるステフィン・カリー選手が「Curryverse」を商標申請した。メタバースの構築やNFTの販売を計画しているようだ。

申請の文章には、カリー氏による「エンターテインメントサービス、すなわちパーソナル、バーチャル、メタバース的な出演」の権利と「仮想世界の性質を持つオンラインゲームサービス」と記されている。

Deribit、ハッキングで2800万ドル流出──引き出しを一時停止

暗号資産(仮想通貨)オプションおよび先物取引所のDeribit(デリビット)がハッキングされ、ホットウォレットから2800万ドル(約41億円)が流出した。

顧客資産に影響はないが、セキュリティチェックのために引き出しを一時停止していると同社は11月2日(日本時間)、ツイートした。

BitMEX、レイオフ──再びデリバティブに注力

暗号資産(仮想通貨)取引所のBitMEXは、再度デリバティブ取引に軸足を移すためにスタッフを削減したと広報担当者はCoinDeskに語った。レイオフの程度は明らかにされていないが、スタッフの30%が解雇されたとする報道を広報担当者は否定した。

先週には、2020年後半に入社したCEOのアレクサンダー・ホプトナー(Alexander Hoeptner)氏が退社している。

FUELHASH、国内向け暗号資産レンディングに参入──テザーで年利10%

再⽣可能エネルギーを活⽤したビットコインマイニング事業を手がけるFUELHASHが、暗号資産(仮想通貨)を貸し出して利息を得る「クリプトレンディング」事業に乗り出す。

紺野勝弥氏が率いるFUELHASH(本社:東京千代田区)は11月7日から、国内の個人投資家を対象に、暗号資産のレンディングサービスを提供すると2日、発表した。シンガポール金融庁(MAS)から「Capital Market Service License」を取得している事業者と提携し、同事業を進める。

バイナンス、銀行の買収を検討:報道

Binance(バイナンス)の創業者兼CEOのチャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao)氏は、伝統的な金融と暗号資産のギャップを埋める方法として、銀行買収の可能性を検討しているとブルームバーグのインタビューに語った。

ジャオ氏は具体的な名前をあげず、小規模投資あるいは完全買収のどちらも可能性があると述べた。

米コインベース、3Q損失は2Qから半減──逆風は2023年まで続くと予想

暗号資産(仮想通貨)取引大手のCoinbase(コインベース)は11月3日、第3四半期決算を発表。5億4500万ドルと損失となったが、第2四半期の11億ドルの損失からは半減した。コスト抑制、人員削減、また金利収入の増加が要因となったという。

しかし、取引収入は、2023年まで続くと予想されるマクロ経済と暗号資産市場の逆風、および取引の海外への流出から引き続き大きな影響を受けたと、同社は株主向け文書に記した。

米ブロック、好調な第3四半期決算──ビットコイン売上高は減少

フィンテック企業のBlock(ブロック、旧スクエア)は11月3日、第3四半期決算を発表。Cash App部門のビットコイン(BTC)売上高は17億6000万ドル、前年同期比3%減となり、第2四半期の17億9000万ドルを下回った。粗利益も12%減の3700万ドル。

ビットコインの売上高と粗利益の減少は、需要の減少とビットコイン価格の下落が主な要因になったという。

|文・編集:coindesk JAPAN編集部
|画像:Shutterstock

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