オリーブオイル企業、ユーロ連動ステーブルコイン建てデジタル債券を発行

ラマ・オリーブオイル(Lamar Olive Oil)は、スイスに拠点を置くDeFi(分散型金融)プラットフォームのObligateを使って、持続可能な農業業界初のオンチェーン債券を発行した。6月1日、Obligateが発表した。

オンチェーン債券は、Membrane Financeのステーブルコイン「EUROe」建ての初の債券。Membrane Financeによると、EUROeはEU規制に準拠した唯一のステーブルコインという。

信用評価と継続的なリスク監視を含む引き受け・売り出し、組成は、Obligateの信用格付けパートナーのCredoraが行った。

ポリゴン(Polygon)ブロックチェーンを基盤としたObligateは、債券の発行・トラッキング・決済を安全かつ透明性の高い手段で提供することで中小企業を支援。債券発行の敷居が下がれば、発展途上国や新興市場の企業は資金調達手段を拡大することができる。

スマートコントラクトは、オンチェーン債券(デジタル債券)において、従来の債券発行の決済レイヤーにおける発行者と支払代理人の役割を代替する。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Pixabay
|原文:Olive-Oil Producer Issues First Euro-Stablecoin-Denominated Bond on Obligate’s DeFi Platform