仮想通貨ウォレットのブロックチェーン社、VCファンド設立で53億円を調達か:報道

仮想通貨ウォレットを提供するブロックチェーン(Blockchain)社は、業界のスタートアップや仮想通貨に投資するためのベンチャーキャピタル(VC)ファンドを設立し、そのための資金を調達しようとしている。ヤフーファイナンス(Yahoo Finance)が伝えた。

2019年9月4日(現地時間)付の報道によると、ブロックチェーン社はファンドのために5000万ドル(約53億1100万円)を調達すべく、投資家らと話し合っていると、2人の情報筋が明かしている。

ブロックチェーン社のマネージングパートナーであるサム・ハリソン(Sam Harrison)氏がビジネス向け交流サイト、リンクトイン(LinkedIn)に掲載しているプロフィールは、ファンドがすでに存在しており、ブロックチェーン社に投資しているライトスピード・ベンチャー・パートナーズ(Lightspeed Venture Partners)の支援も受けていることを示唆する。

プロフィールには以下の通り記されている。

「世界最大のノン・カストディアル・ウォレットプラットフォームのブロックチェーン・ドット・コム(Blockchain.com)とライトスピード・ベンチャー・パートナーズの支援を受けるVCファンド、ブロックチェーン・ドット・コム・ベンチャーズ(Blockchain.com Ventures)を共同創業」

またプロフィールの文言は、同ファンドがすでに、オリジン・プロトコル(Origin Protocol)、コインダイレクト(Coindirect)、スリバー・ドット・ティーヴィー(Sliver.tv)、ノドル(Nodle)を含むいくつかの企業に投資していることを示している。

スタートアップのデータベース、クランチベース(Crunchbase)によると、ブロックチェーン社は、4回の投資ラウンドで合計7000万ドル(約74億3600万円)を調達しており、英起業家のリチャード・ブランソン(Richard Branson)氏やライトスピード・ベンチャー・パートナーズが参加したシリーズB投資ラウンドでは、4000万ドル(約42億4900万円)の調達に成功している。

ブロックチェーン社は2018年に同社初のハードウェア仮想通貨ウォレットを発売した。最近では「ザ・ピット(The PIT)」と呼ばれる取引所プラットフォームをローンチしている。ブロックチェーン社のウェブサイトによると、同社のウォレットアプリは4100万回以上ダウンロードされている。

翻訳:山口晶子
編集:町田優太
写真:Blockchain CEO Peter Smith image via CoinDesk archives
原文:Wallet Giant Blockchain Raising $50 Million Crypto Fund: Report