マニー・パッキャオ氏の慈善団体、資金調達と運営活動にシバリウムを採用

柴犬コイン(SHIB)エコシステムのレイヤー2ブロックチェーン、シバリウム(Shibarium)が11月15日からマニー・パッキャオ財団(Manny Pacquaio Foundation)によって資金調達と運営活動に使用されると、開発者がリリースで米CoinDeskに述べた。

マニー・パッキャオ財団はカリフォルニア州の501(c)(3)団体(非営利法人)で、その名の由来である元ボクシング世界チャンピオンで元フィリピン上院議員のマニー・パッキャオ氏が率いている。同財団は2021年からウェブサイトでSHIBによる寄付を受け入れている。

マニー・パッキャオ財団のエグゼクティブ・ディレクターであるジョン・シッソン(Jon Sisson)氏は、米CoinDeskへの声明の中で、「パッキャオ財団は、世界中の困難な立場にある人々のために戦うことに専念しており、緊急の支援を必要とする100万人以上の人々のためにすでに行動してきた」と述べた。「シバリウムのおかげで、我々はこの良い活動を続けながら、さらに数百万人を支援するために事業を拡大することができるだろう」。

シバリウムはイーサリアム(Ethereum)上に構築されたレイヤー2ブロックチェーンで、ユーザーはネットワーク上で安価に取引を行うことができる。レイヤー2とは、ベースとなるブロックチェーンの上に構築されたオフチェーン・アプリケーションのことで、これらのアプリケーションは通常、ボトルネックが軽減され、高速化される。

シバリウムは8月に立ち上げに失敗したが、その後に回復し、毎日数千の取引を処理していることがデータで示されている。

柴犬コインのエコシステムは、本格的な分散型金融(DeFi)の本命になることを競っている。柴犬をテーマとし、ドージコイン(DOGE)にインスパイアされて誕生した人気のSHIBは、2020年8月に発行された。そして瞬く間に、時価総額で最大級のミームコインになった。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:マニー・パッキャオ(wikimedia)
|原文:Former Boxing Champ Manny Pacquiao’s Foundation Will Use Shibarium for Its Operations