ウォール街に「ビットコイン時代」到来/サトシ・ナカモトが予測したこと【週末に読みたい厳選10本】

ほとんどのウェルスマネージャーは、顧客に暗号資産(仮想通貨)に1〜3%程度を投資するようアドバイスすることもないとウィリス氏は述べた。そうした控えめなアドバイスでさえ、ファイナンシャルアドバイザーを法的リスクにさらす可能性があるからだ。

──今週公開したコラムや分析記事、インタビューなどから、週末に読みたいものを厳選。今週は10本とお知らせです。

ウォール街に「ビットコイン時代」が到来

遅れに遅れて、ビットコインETFは華々しくデビューした。ブラックロック(BlackRock)のIBITは現在、年初からの資金流入額で全ETF中で第5位となり、ライバルも負けず劣らず健闘している。

この成長がスタンダード・チャータード銀行やフィデリティ(Fidelity)などによる、年末の驚異的なETF評価額という強気予測に見合うものかどうかはまだわからない。だが、ビットコインETFが一過性の流行で終わらないことは明らかだ。…続きを読む

サトシ・ナカモトがビットコインについて正しく予測した5つのこと

ビットコイン(BTC)の生みの親であるサトシ・ナカモトと、知られている中で彼の最も古いコラボレーターであるマルティ・マルミ(Martti Malmi)氏との間で交わされたやり取りが、サトシの正体に関してイギリスで進行中の裁判の一環として公開された。

この文書は、サトシの正体を突き止めようとする人々にとって新たな研究材料となる。また、120ページに及ぶメール(Githubにも投稿されている)は、長らく行方がわからなくなっているサトシの性格や人となりについて新鮮な洞察を与えてくれる。…続きを読む

暗号資産、アジアにはチャンスが眠っている

暗号資産(仮想通貨)の世界では、アメリカと米証券取引委員会(SEC)の動向が注目されている。特にビットコインETF(上場投資信託)が承認されて以来、その傾向は顕著だが、それも当然だ。

アメリカの政策と経済は世界に大きな影響を与え、その政策に賛成するしないにかかわらず、同国の資本市場の広さと深さを考えると、アメリカは機関投資家への暗号資産の普及と成長において重要な役割を果たし続けるだろう。…続きを読む

京都のWeb3経済構想、じわじわと前進:世界遺産と府庁はメタバース、NFTを試行錯誤【密着】

インバウンド(訪日外国人客)で賑わいを取り戻す京都で、メタバース(仮想空間)やブロックチェーンを基盤とする非代替性トークン(NFT)を活用して、次世代の事業成長を仕掛けようとする動きがじわじわと広がっている。その一方で、「トークンエコノミー」や「Web3エコノミー」などへの移行を阻む課題もあり、古都京都の構想は一進一退が続く。…続きを読む

オープンソースのコードを盗用?──レイヤー2プロジェクトのBlastが提起した疑問とは

コピーできるものをコピーすることは、盗用になるのだろうか?

1月31日、ブロックチェーンの動きを追う0xKaden氏は、物議を醸している暗号資産(仮想通貨)プロジェクト「ブラスト(Blast)」はコードを盗用し、独自のものだと主張しているとして非難した。…続きを読む

ブロックチェーンの新バズワード「インテント」──その仕組みとリスク

静かな革命が進行しており、ブロックチェーンの使い方に変革をもたらしている。その代表が暗号資産(仮想通貨)における最新のバズワードのひとつ「インテント(intents)」だ。

インテントは簡単に定義すると、ブロックチェーンユーザーが達成したい具体的な目標のことだ。「インテント中心」のシステムには2つとして同じものはないが、どれも似たような動きをする。つまり、トレーダーであれプロトコルであれ、ユーザーは自分のインテントをサービスに提供し、それを「ソルバー」(人であったり、AIボットであったり、別のプロトコルであったりする)に委託し、ソルバーは目標を成し遂げるために必要なことは何でも行う。…続きを読む

米レディットのIPO申請から読み解く、暗号資産規制の今

米人気投稿サイトのレディット(Reddit)が保有するビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ポリゴン(MATIC)は「取るに足らない数」かもしれないが、その扱い方は要注目だ。

レディットは2月22日、アメリカでの株式公開準備のための提出書類の中で、保有する自己資産の一部として、また支払い手段として暗号資産を保有していることを明らかにした。…続きを読む

人気メディアのバンクレス(Bankless)とDAOが対立──原因と経緯を振り返る

騒ぎと怒りに満ちているが、実はハッピーエンドを迎えるかもしれない暗号資産(仮想通貨)関連のストーリーがある。人気暗号資産メディア「バンクレス(Bankless)」とその関連組織「バンクレスDAO(BanklessDAO)」が離婚を協議している。そして、離婚はDAOに原因がある。

だが別れが険悪なものになる可能性は低い。…続きを読む

ビットコインETF、投資家に適している場合(と適していない場合)

1月にビットコインETFが承認されたことは、アメリカの暗号資産(仮想通貨)市場にとって歴史的な出来事だったことは間違いない。

普及面でも、アクセス面でも影響がある。暗号資産に関心のある投資家は、米証券取引委員会(SEC)が最終的に譲歩したことに大きく安堵し、金融ニュース担当の記者は「Newborn Nine(新生ナイン)」と呼ばれる9本のビットコインETFのうち、どれが運用資産総額と取引高でトップの座を獲得するかに注目している。…続きを読む

RWAのトークン化:シンガポールでの最先端の取り組み、法的な課題から日本で盛り上がる不動産STまで【btokyo clubラウンドテーブルレポート 2月】

CoinDesk JAPANを運営するN.Avenueが2023年7月より展開している、Web3をリサーチする大手企業のビジネスリーダーを中心とした限定有料コミュニティサービス「btokyo club」。

2月22日にはラウンドテーブル Vol.8を、ブロックチェーンの新たなユースケースとして今、世界的に注目を集めている「RWA(現実資産)のトークン化」をテーマに開催した。ラウンドテーブルは会員限定のクローズ開催のため、ここでは当日のプレゼンテーションや議論の様子について、アウトラインのみを紹介する。…続きを読む


【3月22日 ハイブリッドイベント無料開催】盛り上がるDAO、廃れるオンラインサロンの行方は?

ブロックチェーン技術やトークンなど、Web3はコミュニティをどのように変化させているのか? DAOの実情は? そして従来、人気を集めていたオンラインサロンは本当に衰退しているのか? 今まさに、新しいコミュニティの構築に取り組んでいる方々と議論する。…続きを読む

|編集:CoinDesk JAPAN編集部
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