ビットコインの半減は、ETFのさらなる追い風になる:アナリストが指摘
  • 4月の報酬半減は、ビットコインに対するETFの追い風をさらに強める可能性があるという。
  • スポットETFはビットコインの値動きにより大きく寄与する可能性がある。
  • マイニング事業者は、半減イベントが収益性に影響を与える中、BTC価格から切り離される兆候を示しているとカナコードは述べている。

今年第1四半期のビットコイン(BTC)の60%以上の上昇は、主にスポット上場投資信託(ETF)の承認、差し迫ったマイニング報酬半減、金融市場におけるリスクへの意欲によって引き起こされたと、ブローカーのカナコード・ジェニュイティ(Canaccord Genuity)は3月28日の調査報告書で述べている。

マイケル・グラハム(Michael Graham)氏率いるアナリストは「マクロ的な見通しと利下げのタイミングは依然として不透明だが、間近に迫った半減イベントはビットコインにとってETFの追い風になる可能性がある」とし、「エコシステムの他の部分については、活動レベルは2023年の最低水準から回復し続けている」と付け加えた。

4年に一度の半減期は、マイナーの報酬が50%削減されることで、ビットコインの供給が減少することを指す。次の半減は4月と予想されている。カナコードは、アメリカ証券取引委員会(SEC)が今四半期に11のスポットビットコインETFを承認したことが追い風になっているという。

「第1四半期のビットコインの値上がりはETFの資金流入をはるかに上回ったが、この追い風は、個人投資家がIRAやその他の税制優遇口座に暗号資産(仮想通貨)エクスポージャーを追加しようとする中で持続するはずであり、スポットETFは今後ビットコインの値動きにとってより意味のあるものになると予想される」と著者らは書いている。IRAは、アメリカにおける退職後のための貯蓄制度だ。

上場しているマイニング事業者の第1四半期のパフォーマンスはビットコインを下回り、BTC価格との乖離の兆しが見られたと報告書は指摘している。 カナコードは、来月の半減期により一部のマイナーの収益性に不確実性が生じており、スポットETFは株式投資家に世界最大の暗号資産へのエクスポージャーを獲得する代替手段を提供していると述べた。 「もし歴史が繰り返されるとしたら、この半減期イベント後の数カ月には、ビットコインと暗号資産にとってさらに強気の時期が訪れる可能性がある」と報告書は付け加えた。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Bitcoin Halving Could Bolster ETF Tailwinds for the Cryptocurrency: Canaccord