フィデリティが暗号資産サービス全面展開。FB「リブラ」公聴会にザッカーバーグCEO──10月19日-26日【1週間のニュース】

過去1週間に起きた仮想通貨(暗号資産)・ブロックチェーン分野のニュースを振り返ろう。10月19日(土)-10月25日(金)には、金融大手のフィデリティが暗号資産の管理・取引サービスを全面展開していると報じられたほか、米下院の公聴会でフェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOが証言した。

10月19日──フィデリティ、暗号資産サービス全面展開

フィデリティ ・デジタル・アセット・サービスは暗号資産の管理・取引サービスを全面展開していると、フィナンシャル・タイムズが、フィデリティ・インベストメンツCEOの話として報じた

10月20日──台湾HTC、BTCフルノード運用可能なスマホ発売

台湾スマートフォン大手HTCは、ビットコインのフルノードを運用可能なスマートフォン「エクソダス1s」を発売した。

10月23日──「リブラ」公聴会にザッカーバーグCEO。ソフトバンクやIBMがブロックチェーンで通信キャリア間決済基盤

米下院公聴会にFBザッカーバーグCEO

フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOは、米下院の公聴会に出席し、リブラ協会が規制当局の承認を得ずにリブラをローンチした場合、同社はリブラ協会から脱退する可能性に触れた

ドイツ最大の取引所運営グループなど、証券のセカンダリー市場で分散台帳を用いた実証実験

ドイツ最大の取引所を運営するドイツ取引所は、コメルツバンクなどとともに、分散型台帳を用いて法的拘束力のあるセカンダリー市場の実証実験を行った。デジタル化(トークン化)した現金と証券を用いて、DvP決済を行った。ドイツ証券取引所とコメルツバンクは、2019年前半に法的拘束力のあるレポ取引を行ったという。

ソフトバンク、IBMなど、通信キャリア間決済をブロックチェーンで行う構想

ソフトバンクはIBM、TBCAソフトと進める通信キャリア間のブロックチェーン活用について、戦略的提携の構想を発表した。通信各社が参加するブロックチェーンを用い、通信キャリア間での決済やID連携を円滑化する構想。

10月24日──ICE子会社Bakkt、ビットコインのオプション取引を12月に開始

インターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)の子会社バクト(Bakkt)は、ビットコインのオプション取引を12月9日に開始する。 ケリー・ローフラーCEOがブログで発表した

文:小西雄志
編集:濱田 優
写真:Shutterstock