米フィデリティ、いよいよNY州で機関投資家向けカストディ・サービスを提供へ

フィデリティ・デジタル・アセット・サービス(Fidelity Digital Asset Services)はニューヨーク州金融サービス局(New York Department of Financial Services:NYDFS)から信託企業としての認可を得た。同社はアメリカの金融の中心地で機関投資家向けにビットコインのカストディ・サービスを提供していく。

米資産運用大手フィデリティの子会社フィデリティ・デジタル・アセット・サービスは、規制当局から仮想通貨事業の認可を受けた22社に加わったとニューヨーク州金融サービス局は述べた。

「当社が提供するカストディおよび取引サービスは機関投資家にとって不可欠な構成要素」とフィデリティ・デジタル・アセットのマイケル・オライリー(Michael O’Reilly)COOは語った。

「金融サービス局(DFS)の監督と審査のもとニューヨーク州信託企業(New York Trust Company)として指定されたことは、我々が機関投資家として築いてきた信頼と信用に基づいている」

このニュースと同じ頃、ギャラクシー・デジタル・ホールディングス(Galaxy Digital Holdings)は、フィデリティおよびインターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)の子会社バックト(Bakkt)を2つの新しいファンドのためのビットコイン・カストディアンに選択したと発表した。数カ月前、フィデリティはブロックチェーンとトレーディングの専門家を大量採用した。

翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸
写真:Source: Shutterstock
原文:Fidelity Digital Assets Gets NY Trust Charter to Custody Bitcoin for Institutions