ビットコインが10万5000ドルに迫る──週末のポジティブなマクロ経済要因を受けて

- 暗号資産価格は、米国時間の10日夕方に急上昇した。
- ポジティブなマクロ経済ニュースとしては、インドとパキスタンの停戦合意、米中貿易交渉の進展、ウクライナとロシアの合意に向けた動きが挙げられる。
- ビットコインは10万5000ドルをわずかに下回る水準まで急騰し、1月下旬以来の最高値となった。
暗号資産(仮想通貨)の強気相場は、3つのポジティブなマクロ経済要因のおかげで週末も継続した。
トランプ大統領が、スイスで行われている米中貿易協議に関してトゥルース・ソーシャル(Truth Social)に投稿したことが、この動きの主な要因だと考えられる。
「本日、非常に良い会談を行った」とトランプ氏は述べた。「多くのことが議論され、多くの合意に至った」と続けた。「友好的かつ建設的な方法で、全面的なリセットが交渉された。中国と米国双方の利益のために、中国が米国企業への門戸を開くことを期待している。大きな進展があった!」
トランプ氏は10日早朝、インドとパキスタン間で勃発しつつある戦争において「完全かつ即時の」停戦を発表した。
3つの良いニュースを締めくくる形で、ロシアのプーチン大統領は「ウクライナとの真剣な協議に前向きだ」と述べ、来週トルコで「前提条件なしの」協議を行うことを提案した。
ビットコイン(BTC)は10万5000ドル手前まで上昇したあと、本記事執筆時点で10万4500ドルまで下落し、過去24時間で1.5%上昇した。イーサリアム(ETH)は最近の好調なパフォーマンスを維持し、同期間に7.7%上昇した。
|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:トランプ大統領(Wikimedia)
|原文:Bitcoin Challenges $105K on Positive Weekend Macro Headlines