ビットコインキャッシュ/ビットコイン比率、三角保ち合いを突破──HYPE上昇相場は終了か
  • BCH/BTC比率が三角保ち合いをブレイクし、強気相場入りの可能性を示唆している。
  • BCH/BTC比率は200日単純移動平均線を上回った。
  • HYPEの日足チャートはRSIの弱気なダイバージェンスを示している。

上位100位の暗号資産(仮想通貨)の中で過去24時間のパフォーマンスが最も好調なビットコインキャッシュ(BCH)は、ビットコイン(BTC)に対して強気相場入りしそうだ。

この根拠は、ビットスタンプ(Bitstamp)に上場しているBCH/BTC取引ペアが、高値切り下げと安値切り上げで価格レンジが狭まることを特徴とする三角保ち合いをブレイクしたことだ。

こうしたパターンからのブレイクアウトは通常、大きな動きにつながるため、ビットコインキャッシュは今後数日間でビットコインに対して目覚ましい強気相場となる可能性がある。

[BCH/BTC(TradingView/CoinDesk)]

強気シナリオをさらに強める要素は、BCH/BTCが既に200日単純移動平均線を上回っていることだ。この指標は、個人投資家と機関投資家の両方がチェックしている長期トレンドのバロメーターだ。

予想されるBCH/BTCの上昇は、2024年2月に記録した安値である0.00467で抵抗に直面する可能性がある。この安値の後、12月に高値0.00636を記録した。

月足安値0.00373を下回る場合、強気な見通しは無効となる。

HYPEの弱気なダイバージェンス

分散型取引所ハイパーリキッド(Hyperliquid)のトークンHYPEは、3ヶ月間で約5倍となる44ドル(約6400円、1ドル145円換算)まで上昇した後、下落に転じた可能性がある。

HYPEの日足チャートを見ると、最近は高値を更新しているものの、モメンタムオシレーターである14日RSIは低下傾向にあり、いわゆるネガティブダイバージェンスが発生している。このパターンは上昇モメンタムの弱まりを反映していると言われており、弱気トレンドへの反転の予兆となることが多い。

[HYPE/USDT(CoinDesk/TradingView)]

|翻訳・編集:林理南
|画像:geralt/Pixabay
|原文:Bitcoin Cash-Bitcoin Ratio Smashes Triangle Pattern; HYPE Rally May Be Over

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