ビットコインキャッシュ、4カ月ぶりの高値──EDX Markets上場が後押し

ビットコインキャッシュ(BCH)は、フィデリティ、シュワブ、シタデルが支援する暗号資産(仮想通貨)取引所EDX Marketsが20日にスタートし、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)とともにビットコインキャッシュを上場したことで、3日間で36.5%急騰した。

CoinDeskのデータによると、24時間で10%以上上昇し、2月以来の高値143ドルに達した。

Coinalyzeのデータによると、建玉も77%増加し、9カ月ぶりの高水準となる1億3500万ドル(約189億円、1ドル140円換算)に達した。

建玉の増加は、EDXに上場された後、ビットコインキャッシュは機関投資家の間での普及が進むとの期待とともに、ポジティブなセンチメントの変化を示している。

ビットコインキャッシュは、ビットコインブロックチェーンからハードフォークして、2017年7月に誕生。2017年の強気相場のピーク時に2947ドルの最高値を記録した。しかし初期の楽観とはうらはらに、決済手段としての普及は進まず、ビットコインブロックチェーンには大きな差を開けられている。

例えば、IntoTheBlockのデータによると、7日間でビットコインキャッシュネットワーク上の10万ドル以上の取引総額は1億2900万ドル。一方、ビットコインネットワークは750億ドルにのぼる。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:ビットコインキャッシュの1週間の価格推移(CoinDesk)
|原文:Bitcoin Cash Prices Spikes to 4-Month High; Open Interest Rises to 77%