野村とLedger、デジタル資産のカストディ「Komainu」をスタート──機関投資家を捉える

野村とLedger、デジタル資産のカストディ「Komainu」をスタート──機関投資家を捉える

野村ホールディングスがデジタル資産管理のLedgerなどと開発していたデジタル資産のカストディサービス「Komainu」(コマイヌ)が始動したことが分かった。同サービスは野村HDとLedger(レッジャー)、CoinSharesが進めてきた機関投資家向けの共同事業。

Komainuについては、野村HDが2018年5月に、フランスに本社を置くデジタル資産管理のLedger(レッジャー)のほか、英デジタル資産管理・CoinSharesの親会社であるGlobal Advisors Holdings Limited(英領ジャージー島)とともにサービス提供に向けた共同研究を始めると発表していた。

Komainu リリースより
Komainu リリース

Komainuが6月17日に公表したリリースのブレットポイントは次の通り。

  • Komainuは機関投資家向けの、初のハイブリッドかつ高グレードなデジタル資産のカストディアンで、ジャージー島金融サービス委員会の規制を受けて設立された。
  • Ledgerが特別に構築した環境で開発し、規制に準拠したプラットフォームを提供。顧客はデジタル資産の保管と管理ができる。
  • KomainuのCEOはCoinSharesの共同創業者兼CEOであるジャン-マリー・モネッティ(Jean-Marie Mognetti)氏。
  • このほか、クレディ・スイスなどで金融サービスに従事してきたケントン・ファーマー(Kenton Farmer)氏がオペレーション責任者。サンタンデールでサイバーディフェンスのグローバルヘッドだったアンドリュー・モーフィル(Andrew Morfill )氏がCISO(チーフ・インフォメーション・セキュリティ・オフィサー)に就任。クレディ・スイスやUBSなどで勤務してきたスーザン・パターソン(Susan Patterson)氏が規制関連業務のヘッドを務める。
  • モネッティ氏のコメント「デジタル資産産業の成長と成熟が、非中央集権的な金融が持つ真の可能性を明らかにしている」「Komainuは金融の専門的な知識と能力をもって、機関投資家が安心して資産を管理できるために必要なギャップを埋める」
  • 野村ホールディングスのグローバルCDO、Jezri Mohideen氏のコメント「Komainuは、規制に準拠し、機関投資家のニーズにこたえられる、セキュアでオーダーメードなデジタル資産カストディアン」「Komainuの設立で、伝統的な金融と新興技術の間に生まれたギャップを埋めることができた」「Komainuは野村のデジタル資産戦略の基礎を支える重要な杭として機能する」

文:濱田 優
画像:Shutterstock.com

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