三菱UFJ、仮想通貨・不正検出ツールの米チェイナリシスに出資

三菱UFJ、仮想通貨・不正検出ツールの米チェイナリシスに出資

Brady Dale
公開日:2019年 4月 17日 16:14
更新日:2019年 4月 17日 16:14

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、仮想通貨の不正検出やマネーロンダリングの調査などを行う米ソフトウェア開発会社、チェイナリシス(Chainalysis)に出資した。

三菱UFJは2019年4月17日、関連子会社の三菱UFJイノベーション・パートナーズ(MUIP)が運営するファンドを通じてチェイナリシスに出資を行なったと発表。出資金額は開示しなかった。チェイナリシスは、アジア太平洋地域における事業拡大を図る。

仮想通貨の基盤を担う分散型台帳技術の研究や、分散型金融システムの導入が進む中、システム基盤や法規制遵守への対応がさらに求められている。チェイナリシスのコンプライアンス技術は、金融機関が今後、仮想通貨におけるマネーロンダリング対策などで活用できると、三菱UFJは今回の出資理由を述べた。

チェイナリシス(本社・ニューヨーク州)は2015年4月の設立。CEO(最高経営責任者)はMichael Gronager氏で、米大手仮想通貨取引所のKraken Digital Asset ExchangeのCOOを務めた人物。

同社のソフトウエア「チェイナリシス」は、仮想通貨の資金の流れをフロー図で描写でき、破綻したマウントゴックス(Mt. Gox)で喪失したビットコインの移送場所に関する声明を出したこともある。

編集:久保田大海、佐藤茂
写真:Shutterstock