
coinbook(コインブック)は、2018年5月18日に設立された株式会社coinbookが運営する暗号資産取引所だ。エンターテイメント×ブロックチェーンをテーマに新たなマーケット・サービスを展開していくことを目標としている。株式会社coinbookは暗号資産取引所の他にNFTマーケットプレイスのNETexも運営している。
2023年3月時点で取扱通貨数はOTC取引で3種類と少ないが、IEOの実施やアイドルに関連するコンテンツを中心とした他の取引所にはない独自の展開を行っているのが特徴だ。
coinbook(コインブック)の基本情報
項目 | 概要 |
---|---|
取扱通貨数 | 3種類 |
スマホ対応 | なし |
取引方法 | 現物取引・OTC取引 |
最低取引数量 | 1ADA |
公式サイト | https://coinbook.co.jp/ |
公式Twitter | https://twitter.com/coinbook_tw |
coinbook(コインブック)のメリット
国内取引所でIEOを実施している
coinbook(コインブック)は国内でも数少ないIEOを実施している暗号資産取引所である。IEOの実績がある代表的な国内取引所にはCoincheck(コインチェック)があるが、数が少ないため、IEOに積極的に参加したい方は口座を開設するメリットがあるといえるだろう。
OTC取引ができる
coinbook(コインブック)では、大口向けのOTC取引サービスを提供している。OTC取引とは取引所や市場を介さない相対取引のことを指す。500万円以上から取引が可能であり、OTC取引を行うには専用の口座開設が必要になる。
coinbook(コインブック)のデメリット
現物取引できる通貨が少ない
coinbook(コインブック)は2022年3月時点で現物取引できる通貨がカルダノ(ADA)のみとなっている。現状では現物取引に対応している通貨が少なすぎるので、IEOによる新たな通貨の取り扱い以外に取引の選択肢を広げる目的で口座を開設するメリットはない。
手数料が高い
coinbook(コインブック)の手数料は他の取引所と比較しても高い。例えば、日本円の出金には660円(税込)の手数料がかかる。他の取引所と比較したとき、出金手数料が無料の取引所があることも考えるとcoinbook(コインブック)の手数料は高いといえるだろう。その他の手数料も他の取引所と比較して高い傾向にある。
coinbook(コインブック)の取扱通貨
- BTC(ビットコイン)
- ETH(イーサリアム)
- ADA(エイダコイン/カルダノ)
coinbook(コインブック)の取扱通貨は2023年3時点で3種類。ただし、現物取引に対応しているのはADAのみである。
coinbook(コインブック)のIEO
coinbook(コインブック)ではIEOを実施している。その事例について紹介する。
Nippon Idol Token(NIDT)について
Nippon Idol Token(NIDT)とは、暗号資産を通じてアイドルの資金調達を行うプロジェクトであり、coinbook(コインブック)で開催された第一弾のIEOである。暗号資産による資金調達によってファンがアイドルを直接支援できる仕組みを構築し、支援者はさまざまなメリットを享受できるユーティリティトークンとなっている。NIDTの資金調達によって誕生したアイドルグループはメタバース展開による海外進出も予定しており、AKB48などのプロデュースを行った秋元康氏が総合プロデューサーを務めるプロジェクトである。
coinbook(コインブック)の評判・口コミ
coinbook(コインブック)は現物取引ができるようになって日が浅いことから取引所として周知されておらず、口コミはNFTマーケットプレイスとIEOに関連する話題がほとんどである。
coinbook(コインブック)の手数料
取引手数料
通貨 | Maker | Taker |
ADA | 0.05% | 0.10% |
NIDT | 0.05% | 0.20% |
日本円の入出金手数料
入金手数料:各銀行所定額
出金手数料:660円(税込)
暗号資産の入出金手数料
入金手数料:なし
出金手数料
通貨 | 手数料 |
ADA | 1ADA |
NIDT | 200NIDT |
coinbook(コインブック)の取引ツール/スマホアプリ
coinbook(コインブック)の取引ツール/スマホアプリは、2023年3月時点でリリースされていない。
coinbook(コインブック)のセキュリティ
coinbook(コインブック)のセキュリティに関する基本方針はこちらのページから確認できる。
coinbook(コインブック)がおすすめである人の特徴
IEOに参加して当選確率を高めたい
coinbook(コインブック)ではIEOを実施しているため、IEOに参加するなら口座の開設必要になる。NIDTの例では、DMM Bitcoinでも同様にIEOを実施しているが、割り当てが50%であることから、coinbook(コインブック)でもIEOに参加することで当選確率を高められる。
割り当てが同一の条件のIEOにおいて、口座の開設数が多い主要な取引所と口座開設数が少ない取引所でIEOの募集を行った場合、後者の口座開設数が少ない取引所で参加するほうが当選確率は高くなりやすい。すでにDMM Bitcoinの口座を開設している方もNIDTのIEOに参加したい場合はcoinbook(コインブック)の口座を開設するメリットがある。
アイドルなどのサブカルチャーに関心がある
coinbook株式会社はNFT事業を展開しており、NFTマーケットプレイスのNETexにおいてSKE48のトレーディングトレカNFTを初めて提供した。「エンタメ×ブロックチェーン」というテーマを掲げていることから、取引所の方向性や取扱通貨もアイドルなどのサブカルチャーに関連する方向に展開する可能性が高い。
coinbook(コインブック)の今後の展開を考えるなら、アイドルを中心としたサブカルチャーに関心がある人向けといえるだろう。